ケニア共和国
Republic of Kenya
2007年12月の大統領選挙の結果、与党国家統一党 (PNU:Party of National Unity) から出馬したキバキ大統領がオレンジ民主運動 (ODM:Orange Democratic Movement) のオディンガ党首に競り勝ち、再選を果たしたが、選挙結果を巡る与野党の対立は 1963年のケニア独立後も根強く残る国内部族間の対立を表面化させ、死者1,200人、国内避難民50万人を超える未曾有の大規模な混乱に発展した。 2008年2月、キバキ大統領とオディンガODM党首はアナン前国連事務総長らの仲介を受け、連立政権発足に関する合意に達し、同年4月には両党を中心に大連立政権が発足した。連立政権は選挙改革や部族問題などの長期的な課題に取り組むとともに、大統領権限の制限や土地所有権の見直し及びイスラム法廷の設置条項等を盛り込んだ憲法改正のための国民投票を2010年8月4日に実施。投票は大きな混乱なく実施され、開票の結果、約3分の2の賛成をもって採択された。2013年3月4日に新憲法下で初めての総選挙(大統領選挙、議会議員選挙等)が概ね平和裏に実施され、ケニヤッタ大統領候補(当時副首相)が 50.07%の得票率で対抗馬のオディンガ大統領候補(当時首相、得票率 43.3%)を破り、4月9日に大統領に就任した。
外交基本方針
東アフリカにおける重要な安定勢力であり、周辺国より多数の難民を受け入れてきている他、近年、エチオピア・エリトリア紛争、ソマリア、スーダン の内戦等域内の和平調停等に積極的に関与。近隣国との政治・経済的関係においては、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジで構成する東アフリカ共同体(EAC)を通じた域内協力を推進している。
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拡大
ケニアのアンボセリ国立公園は、
キリマンジャロ (タンザニア領内) の麓に広がってる。
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