我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

奇跡の生還も船体の構造のおかげ

2009年10月29日 | 日記

 

 

 

http://www.kanko-miyazaki.jp/ 

 

     『成長戦略が欠けている』

     『自民に言われたくない』

衆議院代表質問の中での、自由民主党総裁の谷垣氏と鳩山総理との遣り取りです。思わず嗤っちゃいました。自民党の歴代の経済戦略は構造改革でその欺瞞性と、弊害が解明されたにもかかわらず、反省は進んでいませんね。遡れば「税制改革」において累進税率の低減が行われた1980年代にまでその間違った政策の源流を辿ることが出来ます。

『株式日記と経済展望』の<財政赤字の累積問題は、高額所得者への累進課税と切っても切れない関係にあるのです。累進税で高額所得者の遊休資金を吸い上げろ!>
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/b85efab4604d95e7cd3280951a9ecfd9
で「累進課税の復活の必要性」を取り上げていました。

会社などの事業主への課税が緩くなり、設備投資意欲が減速し経済力は下降に向かいました 。勤労者などの一般国民には「消費税」導入で可処分所得が減り、消費経済は頭打ちとなったのです。以前のように、累進課税を復活させれば、設備投資と個人消費は伸びて経済力が回復します。増税になれば日本から出て行くという、反日・売国企業には出ていってもらいたいものです。このようなたいそうなクチがきけるのも、日本国の経済政策で保護されてきたお陰なのです。過保護な日本から離れて、世界の冷たい風に当たればよいのです。日本の本当の経済主体は中小企業であり、貿易主体の組み立て大企業ではありません。SONYを見れば判るように、国内に根はあってもアメリカ等の悪い空気を吸っただけで、企業は病気になります。物作りの原点を忘れて近視眼的な会計諸表ばかりを見ていては、会社は疲弊します。企業を育てて育むのは地域社会であり、そして近代からは国家の力がサポートしてきたのです。今回のアメリカ発の経済危機でも、その苦境を救ったのは国家政策「環境対策商品への補助金」でした。これはトヨタなどの貿易依存度を高めてきた買弁企業への謂わば「貸し」です。いずれはこのツケは返してもらいます。

近代経済では商品は分業で生産されます。単一規格の商品が大量に生産されるお陰で設計や精度管理の単一商品当たりコストが低減します。この浮いたコストを再投資に廻せば更に良い商品が生まれます。このような商品が数千種類にもなれば、それを生み出す企業の数は万をも超えるでしょう。そして是等の経済システムを管理するのが国家なのです。日本は2,000年を超える営みの中で国家の機能をたぶん世界一にまで高めた国なのでしょう。であるが故に欧米列強の侵略を維新ではね除けました。日清・日露では欧米に互する
軍事力を誇示しました。万をはるかに超える企業群を統制するにはそれなりの国家目標があります。大東亜までは軍事力の増大がその一つでした。

戦後は核兵器の威力の前に世界の軍事対立の空元気は凍り付きました。東西冷戦です。これがアメリカの謀り事により溶融してしまいました。一方の雄、ソ連の崩壊です。核兵器配備の競争が止めばアメリカの支配層の軍産利権も溶融を始めました。そこで計画された企(たくら)みが二つあります。

ひとつは、戦争経済の復活

もう一つが、金融植民地主義

前者の象徴的な出来事が9.11であり、後者のそれは「直接金融」です。後者戦略の日本への適用が「郵政民営化」です。

謀略テロを自演しての、他国への不当な侵略は「武力行使による膨大な予算の獲得」という戦局では成功しましたが、「国家の威信」を大きく傷付けました。NATOは実質的には欧州側から見れば機能を停止したかの様にも見えます。「直接金融」は言い換えれば「株式至上主義金融」です。一定の大企業はこれで成功しているかに見えますが、真実はFRBへの隷属です。新型インフル・ワクチン商売は派生商品でしょう。


博打経済が盛んになったのは、今まで累進課税で所得税や過大な事業所経費に廻していた剰余資金が、遊休金融資産などに変化したためです。湯田屋金融資本の獲物はこのたっぷり脂身を蓄えた個人事業主や無能な世襲経営者達だったのです。おもに日本の目も眩むような金融資産欲しさの陰謀が「構造改革」とりわけ「世界金融の構造改革」だったのです。かつては世界金融に於いて日本の銀行は上位数社以上を独占していました。今ではアメリカの銀行が『狐の木の葉・信用しなさいな』妖術で上位に割り込んでいます。しかし彼等は前年に引き起こされた100年に一度の金融危機でその化けの皮が剥がれてしまいました。

しかし日本の経済状況はリアルに見れば、【途方に暮れたまま】なのです。それに一条の光りを当てたのが、亀井郵政金融担当相でした。NHKをはじめとしたマスコミはアメリカの日本統治の広報工作機関ですから、亀井氏の真の改革には反対です。

そんなマスコミですが、

『成長戦略が欠けている』

『自民に言われたくない』

と、書かざるを得ません。

 


欧州などの経済が停滞しているのは、消費への過大な課税が原因です。公権力周辺の役人の予算は確保出来ているので、人頭税を基礎にした官僚国家とも呼べるものです。人頭税の上に胡座をかいている官僚群は経済の活力とは無関係にあるので、欧州の経済は活気がありません。

支那の経済が拡大を続けられていたのは、アメリカや日本の一般消費の品物を格段に安く生産できたが為で、やがて其の活力も日米の産業構造の破壊が進んで行き場を失いました。両国では消費の主役の勤労者の購買力をリストラで疲弊させました。リーマンの破綻はアメリカ消費経済の行き詰まりを基盤にして引き起こされました。

すべての不幸の始まりは、「構造改革」の不幸の手紙が舞い込んだお陰です。

 

 

 

      

絶望的な状況から「第一幸福丸」の乗組員の三名の方が生還されました。

転覆した漁船の船室の中で、船体に浮力をもたらしていた空気は、この方々の命も支えていたのです。

行き渡った金融資金は、近代経済にあっては、諸企業が生存するための「空気」の様なものです。湯田屋金融の荒海に漂う欧米やその影響下の企業群は、いつ犠牲になるかも分からない、羊の群れです。FRBの絶大なる影響下の金融市場に投げ出された企業群は、そんな海に放り込まれた、羊の群れです。生きるのもままならない。地に足は着いていません。そして何時かは喰われる。

『自民に言われたくない』と言った鳩山連合はこの状況を変えられるのでしょうか。

とりあえず、日本郵政は新しい陣容で出直しします。

 

 

 

☆m(._.)m☆ 以下は参照記事です。

        衆院代表質問:詳報

       八丈島沖・漁船不明:4日ぶり3人救出 命支えた船室の空気 

       不明漁船、3人救出 船長死亡確認、4人なお不明

       転覆原因は高波か 損傷見当たらず、捜索続く

 

 

 過去の『記事』『記事紹介』 を参照するのに便利です。

 

アクセスの記録 2009.10.28(水)  978 PV  252 IP  3872 位  /  1315917ブログ

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長谷川博氏のアホウドリの研究から (1)

2009年10月29日 | 記事紹介

尖閣諸島の領有権問題・ブログ

長谷川博氏のアホウドリの研究から (1)

http://senkakujapan.jugem.jp/?eid=46

  • 2007.05.02
  •  2007年5月2日配信

    (^_^;)記事の紹介(抄出)です。 

       鳥島でも南小島でも、アホウドリの個体数は順調に増加し、総個体数はおよそ1500羽に回復した。そして、アホウドリは“復活の離陸”を開始した。
    もし、陸上(営巣地)と海洋(採食域)の両環境が今後も現状で維持されてア
    ホウドリ集団が順調に増加すると仮定すれば、鳥島集団の繁殖つがい数は、2005年に約300組を超え(約200羽のひなが巣立ち)、2008年ころ400組、2010年には約500組、2020年には約1000組になると予測される。

    そして、尖閣諸島の集団は、鳥島集団の個体数増加カーブを20~25年遅れてたどることになると考えられ、繁殖つがい数は、2005年に約50組、2010年には約75組、2015年には100組、2020年には150組を超すと推測される。

    鳥島や尖閣諸島のほかでは、2000-01年のシーズンに、北西ハワイ諸島のミッドウェー環礁に、鳥島で生まれた4歳(新加入)、8歳(新加入)、13歳、14歳、19歳の5個体が訪れた。
    それらの潜在的繁殖能力を無駄にしないように、2000年11月から、アメリカ連邦政府魚類野生生物局ミッドウェー環礁国立野生生物保護区事務所は「デコイ作戦」を開始した(これには2000年、「アホウドリ基金」や「オーシャニック・
    ワイルドライフ・ソサエティ」、積水ハウス梅田オペレーションズ株式会社が
    協力した。後述)。

    まだ、上記の2羽の新加入を除けば、新つがいの形成という具体的な成果は得られていないが、鳥島から巣立つひなの数が増え、それにつれてミッドウェー島に移入する個体が増えれば、いずれここに新しいコロニーができる可能性がある。

    (^_^;)紹介終わりです。なお全文は▼を見てください。

    http://senkakujapan.jugem.jp/?eid=47

     

     

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    アホウドリ:飛行2万6000キロ 巣立ち5カ月、小笠原→サンフランシスコ

    2009年10月29日 | 記事紹介

     

     毎日jp

    http://mainichi.jp/life/ecology/news/20091027ddm012040112000c.html

     2009年10月27日配信

    (^_^;)記事の紹介です。 

     アホウドリ:飛行2万6000キロ 巣立ち5カ月、小笠原→サンフランシスコ

     環境省などは26日、小笠原諸島の聟島(むこじま)(東京都)に移送された国の特別天然記念物アホウドリのヒナが、巣立ちから約5カ月後に米カリフォルニア州サンフランシスコ沖で確認されたと発表した。移動距離は2万6000キロにのぼり、人工給餌されたアホウドリがこれだけ遠隔地に移動したのが確認されたのは初めてという。

     アホウドリの営巣地の伊豆諸島の鳥島(東京都)は火山噴火の恐れがある。絶滅を回避しようと環境省は昨年から、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)などと共同でヒナの新繁殖地作りに取り組んでいる。

     今年は2月に15羽をヘリコプターで、鳥島から約350キロ離れた聟島に運び餌を与え、5月25日にすべてが巣立った。このうち、7羽に衛星発信器を装着し、行動を追跡した。

     その結果、雌1羽が7月初旬にカムチャツカ半島の先端を経由し、アリューシャン列島、アラスカ湾、カナダの西海岸を南下し、10月初旬にサンフランシスコ沖に到着したことが分かった。現地の海鳥観察グループが同月12日、写真撮影した。

     7羽のうちほかの2羽はベーリング海、1羽はアラスカ湾で確認されたが、残りの3羽は追跡できていない。

     アホウドリは鳥島と尖閣諸島で繁殖し、夏はベーリング海やアリューシャン列島、アラスカ沿岸まで移動し、数年で繁殖地に戻るとされる。

     1900年以前にはサンフランシスコ湾で観察されていたが、羽毛を取るため大量に捕獲された影響で、絶滅の危機にひんした。【足立旬子】

    (^_^;)紹介終わりです。

     

     

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    連続不審死:ネットで「練炭・七輪」注文、交際男性死亡後も--詐欺容疑の女

    2009年10月29日 | 記事紹介

    毎日jp

    http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091031ddm041040129000c.html

    2009年10月30日配信

    (^_^;)記事の紹介です。

    連続不審死:ネットで「練炭・七輪」注文、交際男性死亡後も--詐欺容疑の女
     埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された東京都豊島区の女(34)の知人男性が相次いで不審死していた事件で、この女は交際していた東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん(当時41歳)が8月に練炭による一酸化炭素中毒死した後も、インターネットを通じて練炭と七輪を注文していたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は使用目的などに関心を寄せている。

     大出さんは8月6日朝、埼玉県富士見市の駐車場に止められていたレンタカー内で死亡しているのが見つかった。捜査関係者によると、助手席の床に練炭の燃えかすがあった。

     大出さんが自身のブログに書き込んでいた内容によると、大出さんと女は前日の5日夜から2泊3日の「婚前旅行」に出かける予定だった。しかし女は「けんかをして駐車場で別れ、私は電車で帰った。大出さんはショックで自殺したのではないか」と話したという。

     一方、県警が女のパソコンの履歴を解析した結果、女は大出さんの死亡後、インターネットを通じ練炭と七輪を注文していたことが新たに判明した。女は今年4月から大出さんが遺体で見つかるまでの間に、練炭と七輪のセットを計3回購入していたことも分かっており、いずれも遺体近くにあったものと同タイプだった。

    (^_^;)紹介終わります。

     

     

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    連続不審死:青梅の男性宅に七輪6個、詐欺容疑の女と交際

    2009年10月29日 | 記事紹介

     

    毎日jp

     http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091029k0000m040132000c.html

    2009年10月29日配信

    (^_^;)記事の紹介です。

    連続不審死:青梅の男性宅に七輪6個、詐欺容疑の女と交際
     埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された東京都豊島区の女(34)の知人男性が相次いで不審死していた事件で、このうち2月に青梅市の自宅マンションで一酸化炭素中毒死しているのが見つかった男性(53)の部屋には、七輪が計6個置かれていたことが捜査関係者への取材で分かった。七輪は4DKの全部屋や洗面所に置かれ、窓が閉め切られ練炭が燃やされていたという。

     捜査関係者によると、青梅市の男性は以前この女と交際していたが、2月4日に遺体で見つかった。遺体は布団がかかった状態で、警視庁が電話で女に心当たりがないか聴いたところ「『(男性は)もし結婚できないんだったらもう死にたい』と話していた。自殺したのでは」と話していたという。

     室内から遺書は発見されなかったが、警視庁は現場の状況から練炭自殺と判断。しかしその後、女と接点のあった男性の不審死が相次いで発覚した。

     また別の捜査関係者によると、女は交際していた東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん(当時41歳)が8月に埼玉県富士見市の駐車場のレンタカー内で遺体で見つかった際、埼玉県警の任意聴取に「けんかをして駐車場で別れた。私は電車で帰った。ショックで自殺したのではないか」などと話したという。

     レンタカー内で練炭を燃やした跡があったが、大出さんの体内から睡眠薬の成分が検出されるなど不審な点があり、県警は殺人の疑いもあるとみて捜査している。大出さんは遺体で見つかる前日、ブログに女と婚前旅行に行くと記していた。大出さんの家族は「二つのカバンを持って出かけた」と証言しているが、カバンは見つかっていない。【袴田貴行】

    (^_^;)紹介終わります。

     

     

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