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八丈島沖・漁船不明:4日ぶり3人救出 命支えた船室の空気

2009年10月25日 | 記事紹介

毎日jp

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091029ddm001040003000c.html

 2009年10月29日配信

(^_^;)記事の紹介です。 

 八丈島沖・漁船不明:4日ぶり3人救出 命支えた船室の空気

 伊豆諸島・八丈島沖で連絡が途絶えた鎮西町漁協(佐賀県唐津市)所属のキンメダイ漁船「第1幸福丸」(8人乗り、19トン)を捜索していた第3管区海上保安本部(横浜市)は28日午前、八丈島の北北東約55キロの海上で、転覆した同船を発見。船内から甲板員の宇都宮森義さん(57)=静岡県下田市▽早川雅雄さん(38)=大阪市平野区▽鳰原(にゅうばら)貴光さん(33)=静岡市駿河区=を4日ぶりに救出した。連絡が途絶えて約90時間、3人は脱水症状を起こし、八丈島内の病院に入院したが元気だという。牧山新吾船長(40)は死亡が確認された。残る乗組員4人の行方を捜している。

 ◇中から「コンコン」音と声
 3管によると、3人は「空気だまり」ができた後部船室にとどまっていた。海水温は24~25度程度で比較的温かかったという。転覆時の状況について「船長は操舵(そうだ)室にいた。残る7人は船室にいたが(行方不明になった)4人は船外に出た。救命胴衣はつけていなかった」と話している。

 3人の生還に専門家は「奇跡だ」と驚く。海上保安庁によると、過去に起きた同様の事故では、71年に北海道・稚内沖で転覆した「第18幸徳丸」で25時間ぶり、05年の北海道・根室沖の「第3新生丸」で10時間ぶりに船内から生存者が救助された例がある。

 巡視船は午前11時45分ごろ、転覆した幸福丸に到着。潜水士が船底に上ってたたくと、「コンコン」という音と声が返ってきた。約1時間後、船室から宇都宮さん、早川さん、鳰原さんの3人が、潜水士とともに相次いで海面に姿を見せた。6人の潜水士はそれぞれ、ボンベのレギュレーターをリレーのように3人にくわえさせ、船外に運び出した。

 幸福丸は繊維強化プラスチック(FRP)製で、多量の海水が入る間もなく一気に転覆し、船室に空気だまりができたとみられる。救出された1人は「船室内にはほとんど浸水しなかった。体力が消耗しないよう、じっと動かずにいた」と話しているという。伊豆漁協の藤井多喜男組合長(56)は「海水温も黒潮の影響で約24度あり、寒さをしのげたのではないか」と語った。

 また、3人が入院した町立八丈病院の木村和義副院長(42)は水を飲まずに持ちこたえた点について「転覆して直射日光が当たらず(体内の水分の)蒸発を防げたのではないか」と指摘。社団法人「日本海難防止協会」の甲斐文雄常務理事は「複数でいられたことが大きかった可能性がある。お互いが励まし合い、支え続けたのでは」と話した。【池田知広、高橋直純】

毎日新聞 2009年10月29日 東京朝刊

(^_^;)紹介終わりです。

 

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