歓びの種~専業主婦は楽しいぞ~

日常に転がっている小さな歓びの種。
そのひとつひとつに感謝しながら
大きな幸せの大樹に育てていきたいと思ってます☆

青森へ(その2 斜陽館)

2009年08月20日 10時45分17秒 | 旅行
今回の旅行の目的はもうひとつ。
それは太宰治の生家斜陽館にいく事。
三内丸山遺跡だけだったら絶対パスしてたと思うけど
青森に行くのだから絶対ここははずせない。

だって・・・
なにを隠そう私は太宰ファンですから(笑)
それに今年は太宰生誕100年にあたり太宰関連のイベントも目白押し。
中には太宰治検定なるものまで登場してましたものね。

斜陽館





津軽平野の五所川原を車で走りこの斜陽館が見えた時には
感動しましたね~
写真では何回も見ていたものの実際にこの目で見ると
こうも感動は違うものなのかと・・・
(これは三内丸山に行きたかった夫もそうなんでしょうね・笑)
地元きっての大地主の家は想像以上でした。
わぁ~って思わず声が出た(笑)
680坪もある大邸宅・・・・・
総ビバつくりで当時のお金で4万円。
この家を建てた2年後に太宰は生まれたそうですが
とにかく凄い!もうバリバリのお坊ちゃまなんだね~
でも当時は長男以外はカスと言われていた時代だから
どうだったかはわかりませんが(笑)

修復工事をされたようですがこれが建てられた当時のことを思うと
半端じゃない!って感じで~
しかも津軽の田舎ですからね。
明治の大地主たるものの凄さを見せつけられました。






ここを太宰で太宰が育ったのか・・・
この庭やこの時計この階段・・・
とても不思議な感覚で太宰の息遣いが聞こえてくるようでした。

そして・・・
私が一番見たかったのがこのお部屋・・・
太宰のおかあさんの部屋で太宰ファンの間で
「斜陽の間」と呼ばれている部屋です。



襖4枚に漢詩が書かれているのですが
左から2枚目の襖をアップして見ると・・・



最後の2文字・・・
「斜陽」っておわかりですか?
そうなんです「斜陽」なんです。
太宰は子供の頃からこの斜陽という文字を見慣れていたということと
太宰の代表作品「斜陽」から
この部屋は太宰ファンの間で「斜陽の間」って言われてるんですね。

このお母さんの部屋に兄弟が集まり
寝ころんで本を読んだりお菓子を食べたりしたと太宰のお兄さんが
語っていたそうです。
こんなに大きなお屋敷に住んでいても今と違って
子供部屋なんかなかったそうで
お母さんの部屋で過ごすこの時間が太宰にとって
幸せな時間だったに違いありませんね。

実際に見ることが出来てよかった。
実際の原風景を見ることが出来たし
もう一度昔読んだ「津軽」をまた読んで見たくなりました

津軽の田園風景



そして小泊にある小説「津軽」の像記念館へ・・・
普通はここまで行かないよぉ~
もうちょっと行ったら竜飛岬だもん(笑)



だ~れもいないとっても静かなところでした。
ここは時間が止まってる?



太宰が2~6歳の時子守りをしてくれたタケさんとの
30年ぶりの再会をしたのがこの小泊で
「津軽」の中で太宰は
私はこの時、生まれてはじめて心の平和を体験したといっていよいと書いているので
ここに行ってみたかったのです。

それと三内丸山遺跡の近くの青森県立美術館で
特別展 太宰治生誕100年記念 太宰と美術 故郷と自画像
というのをやっていたのでこちらも行って来ました。



小説の直筆原稿、書簡、初版本、初出雑誌太宰の高校の時のノートの落書き・・・
ちょっとこれは面白かった。
↑のポスターにもなっていますが
落書きひとつをとっても太宰らしくって(笑)

なんでもとっておくものだと思ったけど
夫に
「あなたのはゴミ!」と一蹴され太宰の1日は終わりました(笑)

ちょっと長いね

青森へ(その1 三内丸山遺跡)

2009年08月20日 07時27分13秒 | 旅行
お盆明けから青森へ旅行に行って来ました。
青森は奥入瀬・十和田湖には行ったことがあるのですが
今回夫がどうしても三内丸山遺跡に行きたいというので青森行きに決定!
(最近どうも主導権があっちになってる・・・おかしいなぁ・・・

特別史跡三内丸山遺跡入り口



三内丸山遺跡は今から5000年ほど前の日本最大級の縄文集落跡で
長期にわたって定住生活が営まれていたことが発掘によって明らかになったそうです。
ほぉぉ~


復元した竪穴住居・大型竪穴住居跡




古代のロマンを感じる?
いえいえ私は・・・(笑)
興味津々の夫はのぞいたりもう大変!
うん?あなたに似合ってる~
こことマッチしてるんじゃない?
住んじゃえば?(笑)

復元した大型掘立柱建物跡



面に穴を掘り、柱を建てて造った建物跡。
柱穴は直径約2メートル・深さ約2メートル・間隔が4.2メートル
中に直径約1メートルのクリの木柱が入っていたそうです。
どうやらこれがここの目玉のようです
確かにこれは凄かった!
圧巻
5000年前の三内丸山遺跡で6本の柱たちは
いったい何を見ていたんでしょうね・・・
やっぱりロマンは感じるかな(笑)

日本最大級の板状の土偶(レプリカ)



土製品や石製品も多く出土していて
出土遺物は段ボールで数万箱にもなったとか・・・




それにしてもこの復元作業って凄いですね。
私こういうの好きだわ。
やってみたいと思ったり(笑)

発掘はまだほんの一部でここの全容が明らかになるには
まだ時間がかかりそうですが
地味な発掘調査は続いていました。






まだまだあるんだけど
小学生の自由研究になっちゃうからやめておきましょう(笑)

私はくたくた
夫はニコニコ
まあこれはいたしかたない

もう若い時はせっかく来たんだからあっちもこっちも行きたい!だったけど
これからはこういうじっくり型の旅行になるんだろうな~
でもせっかく行ったのだから
事前にもうちょっとお勉強しておけばよかったと反省。
(夫は縄文時代の本を読み漁っていましたけど・・・)
怖いことに
次は吉野ヶ里だ!

げっ!

でもどこにでもお供いたしますわよ。

そんな青森1日目でした


追記

きむちゃんがちっちゃく写っている人を夫と間違えたようなので
特別に夫をお披露目します(爆)



けっして車上荒らしではございません。
レンタカーの中になにか落として必死に探している夫です
これ以上は無理。
離婚されちゃうからね(笑)