たまり

2010-10-26 | Weblog




日本の調味料のなかの優れものの一つに醤油がある。
ここのところ味覚が変わったのか醤油味の本来の風味が以前より感じられなくなってきた。
一昔前にくらべると醤油の需要も増え値段もグンと安くなって来ていることはまことにうれしいのだけれど。
僕が醤油を使うのは中華炒めくらいなのだが日本の野田で作られたという国際的ブランドの醤油をふんだんに使ってみるもののその風味は少なく塩辛いばかりなのだ。
子供の頃は「たまり」と呼ばれ使われた自家製の醤油にはほど遠い風味にがっかりする。
あまりに塩辛かったので 「うすくち」 というものに替えてみたけれどその塩辛さはほとんど同じだった。
レイベルを見ると 「淡い色、やさしい香りのしょうゆです」 と書いてあるが食塩量は 「こいくち」 と同じに違いない。
あの濃厚でこくのあるたまりはいったいどこに。