12月17日 散髪で思案
行きつけの床屋のオヤジさんが、具合が悪く店をずっと開けずにいます。水戸駅まで出向く際車中から覗くのですが、しばらく休むといった貼り紙がそのままなのです。前回の散髪の時はオヤジさんの近所の店ですましたのですが、馴染でもない店にバス代使ってまで行く気もせず、といっても髪は伸びてくるしここは思案であります。
当地に来たとき、婿殿の行きつけの店に行ったのですがとうも気に入らず、たまたま眼医者に行った際、ふっと入ったオヤジさんの店が気に入って爾来10年近く通っているわけです。
ところがです、オヤジさんの口から癌に侵されていると聞かされていたのです。そして短期間ではありますが、入退院を繰り返していて今回はチト入院が長引いているわけなのです。日頃オヤジさんからはもし店に来るのが億劫になったら、送り迎えして散髪させていただきますよ。出張してもやりますから電話下さいといわれていました。
それが還暦を済ました段階で、病魔に侵されてしまったわけで、世の中の無情を思わずには居られません。新しい床屋さんを開拓するのもいいのですが、オヤジさんのように気に入った容にしてもらえるとは限らないし、ここは思案のしどころなわけです。
そこでこのまま伸ばして、鬱陶しくなったらかみさんにカットしてもらうか、それとも坊主頭にしてもらうか、それなら気にいるもいらぬも無いわけです。そんなことをマジに考えている朝であります。