うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その397

2011-12-08 06:29:36 | 日記

12月8日        太平洋戦争勃発の日です。

 昭和16年、小生そのとき小学四年生か。
 午前7時に臨時ニュースがありました。緒戦の大勝利で日本全国が沸きに沸きました。このまま手早く講和に持ち込めばよかったものよと悔やまれますが、当時はそんな雰囲気は皆無、勝った勝ったで勝利に国民は酔い痴れました。戦後いろいろの人があの戦争に反対だったと語っていましたが、それはないよと焼け跡でぼやいたものです。
 開戦の翌年には敗戦の予兆か、4月に東京などが米艦載機により初めて空襲されました。アメリカの反撃が始まったと言えます。巷では「月月火水木金金」「空の紳兵」なる戦意高揚の軍歌が流れました。しかしすべては敗戦に突っ走っていたのです。国民は大本営発表を鵜呑みにしていて、幻の戦果に惑わされていました。そして挙句の果ては敗戦の憂き目を迎える破目になったのであります。惨めそのものです。
 私ごとではありますが、19年8月には学童集団疎開の第一陣が上野駅を出発しました。小生も福島に向かい、20年9月まで過ごしましたが、その疎開地でアメリカの艦載機の空襲に逃げ惑ったりしました。
 しかし、こんな状態でも戦争に負けるとは夢にも思っていませんでした。