郷土力士稀勢の里、鶴竜に綱取りレースに先を越されて、残念ながら遠藤という人気力士の出現もあって何の話題にも上らず、悔しいけれど致し方なしと言ったところだ。もっともその方がプレッシャーもなく、かえって好成績を残すかもしれないし、こっちも気楽に観戦できて精神衛生上大いによろしい。
昨日で3日目を終え、3勝目を上げて出足すこぶるよろしいといったところだ。このまま、気楽にとって優勝戦線に加わって欲しい。もっともそれでまたプレッシャーに縛られては実も蓋もない。ここが相撲の面白いところであろうが、なかなか気楽に観戦は許されない。
もう一人の大関、琴奨菊は昨日新三役の若手に１敗を喫してしまった。考えてみるまでもないところだが、総勢何人か、把瑠都、琴欧洲、鶴竜、琴奨菊、そして稀勢の里と５人いた大関が何と２人になってしまっているのだ。驚き桃の木なんとやらで、把瑠都に琴欧洲は引退、そして鶴竜は横綱に見事昇進し、その結果である。
２人残った大関に果たして横綱昇進のチャンスが、再びめぐってくるのだろうか。大いに疑問視している。残念ながら。