タイトルはスポーツ欄の見出しです。
稀勢の里は、過去魁聖には11連勝のお得意様の筈だが、思はぬ苦戦を強いられた。やはり久しぶりの本場所が災いしたか。それでも価値は勝、いや勝ちは勝ちである。あと一つ勝ち星を上げれば序盤戦全勝、横綱としての面目を維持する成績を残すのではないか。大いに期待したい。しかし解説者のお一人が、暗雲を灯すような発言をなされていたのが、ちと気にかかった。この四日間初日を除いて、一番一番長い相撲を取っている。その疲れはかなり蓄積しているはずで、今後が心配されると。言われることは間違いではない。強敵に横綱二人、大関二人、それに大関を狙う御嶽海。後、見渡せば逸ノ城もいる。数えれば六人+四人である。今日を除いて残り十日間の相手である。このうち何人倒せるか、贔屓目に見て、何人か。やめよう星勘定は。後は稀勢の里の気力と体力、そして運に任せるしかあるまい。