観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「(理系人材と)GX」「北方領土」を考察・纏め予定。放置気味ですが、忘れた訳ではありません。

知的財産権雑感

2018-04-08 19:18:34 | 日記
ネコにもわかる知的財産権

何ゆえネコよ・・・とは思いますが、このページから知的財産権を少し考えてみます。

>産業財産権)産業財産権には、主に特許権や実用新案権などの発明に関連する権利が含まれています。産業分野における知的権は、この産業財産権に含まれています。

ほうほう、中国の産業財産権ってどうなっているんだろうかと思って検索し、データで見る中国における知的財産権の現状(知財情報戦略室 弁理士 山口和弘)を見つけました。日本の産業財産権を保有する企業が受けた模倣被害(製造)の原因のツートップが中韓になるようです。これは日本に対する「復讐」でしょうか?また、中国の特許は伸びているようですが、質に問題があるとも言われます。現状では中国の特許が脅威というよりは、勝手にドロボウするのを止めてくれという状況のようです。

中国で頻発する商標権の問題(水戸市の法律事務所なら弁護士法人はるか)によると、「先日、東京都内の「大江戸温泉物語」と全く同じ名称の温浴施設「大江戸温泉物語」が上海にオープンして話題を呼んでいます。同施設は日本の大江戸温泉物語から商標権の使用許可を得ていると説明していますが、当の大江戸温泉物語側は無関係であるとコメントしています。」「米アップル社が「iPad」を中国で販売したところ、中国で「iPad」の商標登録をしていた中国企業が、自らが有する「iPad」の商標権を米アップル社が侵害していると主張して販売差し止め訴訟を起こしました。この争いは米アップル社が中国企業に対して約48億円を支払うことで和解するに至りました。」だということのようです。大江戸温泉物語はかなり研究して似せたようですが、客は入っていないとのこと(パクリ騒動のニセ「大江戸温泉物語」は今(2017年8月14日 16時13分 ナリナリドットコム)。グッズ販売店は「くまモン専門店」だそうで、嘘だろオイです(撤去されたとのこと)。中国にアップルが敗訴したのも良く分かりません。先に登録したものに権利があるのは日本も同様のようですが、日本人がiPadを登録してアップルを訴えるなど考えられませんね。良く分かりませんけれども、中国が悪いんじゃねえのという感じです。iPadを使ったでアップルを訴えるとか、体をはったギャグなの?という印象ですが、それでも勝ってしまうのだから(1200億円が48億円になったようですが)、世の中何が起こるか分からないところがあります。

>著作権)著作権は、「思想や感情による創作」を保護する為の権利です。近年、著作権の適用範囲などの見直しが行われていることで、少しずつ認知度が高まっている知的財産権と言えます。

著作権と言いますと、TPP11が想起されますね。

TPP11「知的財産」項目凍結で大筋合意へ!しかし別の懸念も。(サムライツ知財事務所 2017年11月15日)

著作権の保護期間を米国にあわせて70年にするという条項は凍結になっているようです。延長の経緯に関しては下のリンクを参照。

「ミッキーマウス」の著作権を守るため、これまでどのような著作権法の変更が行われてきたのか?(Gigazine)


How Mickey Mouse Keeps Changing Copyright Law - Art Law Journal

>回路配置利用権)回路配置利用権は、コンピューターや家電製品の心臓部である半導体集積回路のパターンや、半導体内部のトランジスターの数といった半導体集積回路の性能を決定する要素を保護する知的財産権です。


中国の半導体政策は「無謀」、各国の警戒も強まる (1/2)(eetimes.jp)

今のところですが、鉄鋼のようには上手くいっていないようです。上手くいってもらったら困りますけどね。

>育成者権)育成者権は、品種改良を行って作った新品種の植物を保護する為の知的財産権です。近年、日本で開発された新品種の種や苗が流出し、外国で栽培されて逆輸入されるというケースが増えてきたために生まれた、新しい知的財産権です。

韓国が日本のイチゴをパクったという話は有名です。農水省は滅茶苦茶韓国を警戒しているようです(韓国における育成者権取得・権利侵害対策マニュアルは103ページあります)。中国も同じですね(中国における育成者権取得・権利侵害対策マニュアルは73ページ)。「韓国 モンサント」で検索したところ、もう撤退したようですが、monsant de aewolなるカフェが出てきて驚きました(oが抜けてますが、カフェにモンサントってというのがまず一つ、使っていいの?がもう一つ)。「中国 モンサント」で検索したところ、バイエルのモンサント買収 中国が条件付き承認(化学日報工業)が出てきて、アメリカはドイツに売ったんだっけと思い出しました。まぁいずれにせよ、農業関係も中韓要注意だと思います。

>肖像権)私たちの最も身近に存在すると言っても過言ではない知的財産権です。肖像権は、基本的人権で保障されているプライバシーの一部であると同時に、公人にとっての財産権でもあるのです。

肖像権に関して財産権と言いますと、パブリシティ権(ウィキペディア)と言った方が正確のように思えますが、「日本において初めてパブリシティ権を認めたのはロッテが映画『小さな目撃者』の一部分を広告として使用したことがきっかけで起こされた「マーク・レスター」事件(東京地方裁判所昭和51年6月29日判決)である」だそうです。

>アイデアは権利では守られない?)しかし、これらの知的財産権によって保護されるのは「形になったアイデア」だけなのです。しかし「文面で明文化されたアイデア」にも知的財産権は生じるので、アイデアが思いついたら図面や文面に書き起こし、日付と署名を行っておいた方が良いでしょう。

アイディアも守られるそうですね。

不耕起栽培と大陸農業

2018-04-08 15:14:20 | 政策関連メモ
不耕起栽培(ウィキペディア)

>1960年代には北米の耕地のほとんどは耕起されていたがカナダでは1991年には33パーセント、2001年には60パーセントの農場が不耕起栽培もしくは保全耕転を採用している。アメリカでは2004年に保全耕転が全農地の41パーセント、不耕起栽培が23パーセントで実施されている。しかし、地球全体の農地のうち不耕起栽培が行われているのは5パーセントほどに過ぎない。

>メリット
>耕さないことによる省力化が可能である。
>前作の作物残渣を地表に放置できることになり、その結果、それらが土壌のマルチとなって風雨による土壌流出を緩和できる
>米国でより広く使われるようになってきており、2010年には米国の60パーセントの農地が不耕起栽培になると予想されている

デメリットもあるようですが、米国ではドンドン広がっている手法のようです。耕さないなんて農業の常識をブッ壊した手法ですが、合理性の国がやるのですから、少なくとも米国では優れた手法なのだと思います。手間隙かけなくていいというのは非常に経済的な印象です。後で言及しますが土壌流出緩和効果にも注目したいところです。

不耕起栽培で検索すると、南米の不耕起栽培から考えること(農業ビジネス)というページが出てきました。中々興味深いです。

>南米では不耕起栽培が成功しているという噂を聞いていた。何故、わが国では難しいのに南米ではうまくいくのか不思議であった。
>パラグアイの粘質土壌地帯では、大雨があると水蝕が激しく、表土の流失に危機感を覚え、何とかしなければならないと悩んでいたそうである。そんな折、ブラジルで不耕起栽培によって水蝕を防止している話を聞き及び、これを導入してみることになったという。
>このパラグアイで不耕起栽培が成立するのには、三つの理由があげられる。その一つは小麦と大豆の交互作である。禾本科とマメ科の組み合わせは、その生育相からみてお互いの欠陥を補完するものであり、生育を健全に導くといってよい。
>中国では現在でも大豆とトウモロコシの混作を継続しているところがある。驚くほど少ない肥料と農薬で健全な生育を示し、その品質・収量に驚かされる。これは共生作物(コンパニオンプラント)のうまい組み合わせにほかならない。作物の相互扶助の作用を自然の中から引き出している。
>不耕起栽培が成立する第二の理由は、熱帯地域ぱあっては、比較的雑草量が少ないことである。条件を整えてやらないと、雑草も生えにくい環境にある。これに加えて、いずれも何百ha単位の経営面積であり、周辺に雑草群がはびこっていない。手段はどうであれ、除草剤などで一度雑草を絶やせば、その後はそう雑草の繁茂には苦しまないことになる。わが国の栽培環境とは、基本的に異なるのである。
>第三は粘土系の土壌であり、かつ比較的気象変動も少なく、土壌処理の除草剤の効果が確実であることである。作物処理の除草剤も、小麦と大豆の組み合わせでは、効果の高い除草剤を選択しやすい有利性がある。
>残念ながらわが国の環境では、どれをとりてみても成立しない。かりに懸案課題の除草問題をクリアーしたとしても、小麦と大豆の作付けでは販売価格が安い。経済的に成立することにはならない。全国の平均経営面積一・二ha、全国一の経営規模を誇る北海道十勝地方でも二四haである。小麦と大豆では、あまりにも収益が少なく、やっていけるものではない。
>小麦と大豆では食えないから、ここに経済作物の根菜類や野菜を組み入れているのである。根菜類と野菜を組み入れる体系に、不耕起栽培が成立することは、きわめて困難であろう。
>また、小麦と大豆だけを不耕起栽培するといっても、知恵のある篤農家の長年の挑戦にもかかわらず、まだ成功していないのが現実である。研究機関と違って、経営生命をかけても成立しないのは、わが国の環境では、それくらい雑草処理が難しいということなのである。
>わが国の近海の漁獲が減ってきたのは、漁獲技術が発達して一網打尽、捕り過ぎが原因とされているが、そればかりでは決してないであろう。先の山林荒廃に加えて、陸上での化学合成物質の多用がまったく問題になっていないとは言い切れない。

不耕起栽培が土壌流出をもたらさないというのは、耕すことで風雨の影響を受け易くなるということでしょうか。いずれにせよ、実態として不耕起栽培が土壌流出を喰いとめているというのは確かなようです。また、日本では上手くいってないというのも現実で、その原因は日本が雑草が繁茂する国だからだと思われます。

「雑草と日本文化」(視点・論点)

>日本では、草取りをサボればあっという間に、雑草だらけになってしまいます。日本の雑草は、世界に比べてもずっと厄介なのです。高温多湿な日本の気候は植物の生育に適しています。そのため、作物はよく育ちますし、森の木々もよく成長します。その代り雑草も生い茂ってしまうのです。

日本が勤勉な国になった理由のひとつにこうした気候条件はあるでしょう。直ぐに草ボーボーになるのが日本で、草を放置すると最終的には森林になります(遷移 (生物学))。藪があるとイノシシだってつっこんできます。雑草の除去では除草剤が便利と思いますが、望ましいのは物的な除去なのかもしれませんが。その辺の判断は農家の経験や学術的研究に任せるとして、アスファルトで覆う(これはこれでヒートアイランド現象の原因になります)でもしなければ、土から雑草は除去せざるを得ません。日本の雑草の強力さに関しては、次の写真をご覧ください。


庭やコンクリートの隙間の雑草を取り除きたい!雑草駆除・掃除方法(おそうじ応援隊)

土壌の流出防止(富山県)を参照すると、水田は土壌流出はあまり起こさないようです。恐らく田んぼの中に土をとどめるからですね。だから日本では一般に土壌流出が話題にならないのでしょう。ですが、畑作では土壌流出は起こっているようですし、果樹園なんかはもっと土壌流出を起こしているようです。

>傾斜地にある樹園地等では、土壌浸食や耕起作業によって、斜面の下方に作土が移動することがあります。また、畑地などでは、農地を裸地状態で放置した場合にも、降雨や強風などによる作土の流出や舞い上がりなどによる侵食を受けやすくなります。

農家の方々の対策が必要だと思われます。土壌保全と土壌流出の影響に関して言えば、次世代に引き継ぐ農地の土壌保全(千葉県)や土層・土壌改良雑感(1)(農業ビジネス)、土壌侵食:土がなくなっていく(常陽新聞連載「ふしぎを追って」)を参照しました。

結局のところ、日本においては、コスト高を容認して耕す農耕を続ける方向性にならざるを得ないのではないかと考えられます。

土壌流出(ウィキペディア)

>土壌流出(どじょうりゅうしゅつ)とは、地面の傾斜や風などの影響によって表面の土壌が流亡する現象のことである。アメリカ合衆国の畑作でしばしば問題視され、1トンの小麦を生産する際に約1トンの肥沃な土壌が流失していると言われている。土壌流出の量は農法や地形等によって変化する。また、土壌流失は森林の伐採や過度の放牧などにより、地表を覆っていた植物層が失われ、地表が露出した場合に、雨や風の影響を受けて発生する。このことは浸食作用を受けやすい山地において著しく、保水力の低下や下流域での洪水の要因になるとともに、世界の5分の1から3分の1に及ぶ地域での農地の生産性低下の原因になっているとみられている。これらを防ぐために等高線状に耕地を造成する等高線耕作や防風林造成などによって対策がとられることもあるが、しばしば放棄され大規模に砂漠化(土漠化)することも多い。

日本で砂漠と言うと鳥取砂丘や猿ケ森砂丘(砂丘の大部分が、防衛省の下北試験場(弾道試験場)の敷地)ぐらいしか思い浮かばず、鳥取砂丘は砂丘が無くなるとか言ってボランティアに草を抜いてもらっている状況です。だから砂漠化って何?と言わざるを得ない訳ですが(江戸時代は禿山は定説です。種を絶やさなければ大体放置で勝手に復元します)、世界はそうではありません。日本には日本の風土があるように大陸には大陸の風土があって、大陸は人間が勝手すると砂漠化し易いようです。

古代中国は今より湿潤だったというのはわりと有名な話だと思います(参考:『中国環境保護史話』訳注(四))。象もいたようで、象形文字という言葉からして象が身近にいた証拠だと指摘する人もいます([漢文] 中国史の中のゾウ。 Oh my Good Old Days)。現代中国人が砂漠化を意識している感じなのはそうした歴史や経験が関係しているのでしょう(中国における砂漠化防止と環境教育に関する考察 Studies on the combating desertification and environmental education in China 森林応用研究 13(1), 11-17, 2004 応用森林学会 Cinii論文)。満州民族(ウィキペディア)は簡単な遊牧や牧畜、農耕を行っていたとは言え、元々狩猟民であり、アムール川(ウィキペディア)(黒竜江)では毛皮の産地で、この辺の民族の国であるところの渤海は日本に毛皮も持ってきて貴族の間で流行ったとかそういう話もあるんですよね(289 渤海の使節がもたらした平安貴族の毛皮ブーム 日本船主協会)。いずれにせよ、大陸(中国)は昔はもっと自然があっただろうというイメージがあります。

中国の砂漠化問題(ウィキペディア)

>現在、中国国土の27パーセント以上、約250万km2が砂漠と化しているとされており、砂漠化した土地をもとに戻すためには300年かかると推測されている。
>西部や北部に集中しており、内陸部がほとんどであるが、華北では比較的海に近いところにも砂漠が迫ってきている。

対策はいろいろとられているようですが、自国の林業の見直しを通して中国からの木材輸入を減らすこと、自国の農業の見直しを通して中国からの農産物輸入を減らすことも考えられるようです。また、アメリカの不耕起農法が広まれば、土壌流出が止って砂漠化が抑えられるかもしれません。

大陸はそもそも乾燥し易いですから、砂漠化には注意しなければなりません。アメリカにも砂漠化の話はあるようですし(出典は少し古いですがアメリカにおける砂漠化の背景と環境管理(地理学評論))、農業などでの利用により地下水の低下が続いているとも言い(オガララ帯水層(ウィキペディア))、農業には水が必要ですから、その辺をどうしていくかという悩みもあって、それなりのノウハウもあるはずです。

>降水量の比較的多いネブラスカ州東部など、水位が上昇している(地図中水色や紫になっている)ところもあるが、全体的にはオガララ帯水層の地下水位は低下傾向にある。

南米も北米と条件は違うでしょうが、土壌劣化の問題はあるようです((2) 南米5カ国の土壌劣化の特徴とその原因 Seneca 21st)。


  【アルゼンチン大豆農場】       【同コーン農場】
双日、アルゼンチンで大豆など農業事業を開始(双日株式会社)
~農業経営ノウハウを蓄積し、ブラジルなどへ拡大。食料資源の安定供給に貢献~

中国の進出著しいアフリカも同じみたいですね(深刻なアフリカの砂漠化 環境省)。

オーストラリアは乾燥大陸と言われます(乾燥大陸オーストラリアの歴史と開発 建設コンサルタンツ協会)。

ユーラシアステップの環境も気になりますね(ユーラシア大陸のステップにおける大規模農業が草原生態系に与える影響評価 KAKEN 中村徹 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授)。

不耕起栽培はアメリカで広まっていますが、あまり湿潤でない大陸ではこうした農法が適している可能性があります。ラウンドアップの有効成分であるグリホサートの特許は既に切れているようですが、ラウンドアップは不耕起栽培で不可欠のようです。

ラウンドアップの疑問にお答えします。 脇森部長のラウンドアップ除草剤講座(前編)(Monsanto JOURNAL)

>ではなぜほとんどの植物が枯れるのでしょうか。グリホサートが、植物に必要なアミノ酸をつくる「シキミ酸合成経路」(植物にしか存在しない重要な代謝経路)を阻害することで、植物はタンパク質のもとになるアミノ酸を作ることができず枯れてしまいます。これがラウンドアップ®除草剤の除草効果のメカニズムです。
>私たち人間や動物はこのシキミ酸合成経路を持っていないので、グリホサートが効果を発揮することはありません。
>最近ネット情報等で「安全なら飲めるのか」という声があったりしますが、そもそも農薬は飲むために作られたものではありません。ラウンドアップ除草剤には有効成分のグリホサート以外に植物の体内にグリホサートを入れる助けをする石鹸の成分の界面活性剤がはいっており、石鹸は飲むために使われないのと同じ考え方です。

じゃあ、川や海にラウンドアップが流れたら、植物プランクトンや海草が死んで生態系に影響するんじゃないの?という疑問も無くもないですが、日本はそれ以前に乱獲をどうにかしなければならないんでしょう。中国が海を殺したり乱獲したりすることも心配しなければなりませんが(海流は中国から日本に流れます)。

自分は詳しくありませんけれども、他にもアメリカの農業に関する知的財産権や農機の輸出(ディア・アンド・カンパニー、ニューホランド、マッセイ・ファーガソン(筆者の生まれ育った地区には井関農機という会社があってマッセイ・ファーガソンが関係しているようです)は日本でも著名なようです)、ドローンの利用(あの国の安いドローンは脅威かもしれませんが)、農作物自体の輸出などビジネスチャンスはたくさんあると思うんですよね。広い南米なんか特に面白そうですが、不耕起のアイディアの応用も気候にあわせて有り得るのかもしれません(人件費が安い国では耕した方がコスト安かもしれませんが)。

米共和党でもトランプ政権に異論があるようです(対中制裁、米与党から異論 「支持基盤の農業に打撃」 日経新聞 2018/4/7 22:12)。

筆者は知的財産権で中国と戦うのは重要だと思いますが、共和党は中西部農業の支持を固めないといけない気もしますね。

アメリカで爆発的に増加している不耕起農業には(日本以外で)無限の可能性を感じます。日本の湿潤な気候がトランプ大統領に訴えられる時も近いのかもしれません。