日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

年金は今後どう変わる?

2011-05-27 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

この週末の天気は荒れそうです。
子どもと温水プールにでも行こうと思います。

●年金は今後どう変わる?

現在、税と社会保障(医療・介護・年金など)の一体改革
の議論が政府で行われています。

今日は年金について。
先日の読売新聞の報道によると、

最低保証年金は月額7万円(夫婦で14万円)
上乗せ部分は払った保険料によって決まる

という、これまでの民主党の政策が継続されているようです。

注意が必要なのは、
今後、高齢者(年金受給者)が増えて、
働き盛り(年金保険料支払者)が減るので、
その分は、年金を減額するという部分です。

この最後の一文が老後の不安をあおってしまいます。

仕事をして収入を得ているうちは、
何とかやりくりできるでしょうが、

仕事を引退して、貯金と年金に頼っている状態で、
一方的に、当初の年金が減額されると対応できません。

結果、今のように、年金がどうなるかわからないから、
とりあえず貯金しておこうとなってしまいます。

・・・

例えば、老後資金として、65歳までにいくら貯めるか?
という計画を作る場合、

年金がどうなるかわからないから、
最低保障年金の月額7万円(夫婦で14万円)を基準に考えようかな
とすると、目標金額はかなり大きくなってしまいます。

もちろん、実際には、激変緩和の措置は取られると思いますが、
このくらいはもらえそうかなとイメージできる制度にしてほしいと思います。

ちなみに、夫婦2人で、
最低限必要な生活費は月額24万円
ゆとりある生活費は月額38万円
という調査があります。

最低保証年金(夫婦2人で月額14万円)を前提にすると、
最低限必要な生活費でも、
月額24万円-月額14万円=月額10万円
つまり、年間で120万円自分で準備する必要が出てきます。

65歳~85歳までの生活費は、
年間120万円×20年間=2,400万円となります。

もちろん、生活費以外にも、リフォームや医療・介護など
その他、もろもろ必要になってきます。

・・・

こんな議論が行われているんだなと知っておくことが大切だと思います。
選挙では、子ども手当てなど耳障りのいい政策が注目されますが、
消費税や社会保障(医療・介護・年金)の話は重要です。

いかんせん、少子高齢化という人口問題がありますから、
痛みは伴います。でも、大胆に決めるしかないかなと。

老後資金については、貯金も大切ですが、
これからは、長く働くことも有効ですね。
(実はこれが今日のいちばんいいたいことだったりします)

牛込伸幸FP事務所
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