日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

年金受給、早めたり遅らせたり

2010-09-24 | 年金・医療・介護
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

今週はお休みが多かったり、暑かったり寒かったりで忙しいですね。
今日は寒いので、今シーズン初のお鍋にしたいと思います。

●年金受給、早めたり遅らせたり

昨日の読売新聞に年金の記事がありました。
全国民共通の老齢「基礎」年金の支給開始は65歳からです。

でも、手続きをすれば、支給開始を早くしたり、遅くしたりすることができます。
これを繰上受給(最大60歳から)、繰下受給(最大70歳から)といいます。

早くから受け取れば、毎月受け取れる年金額は減額となり、
遅くから受け取れば、増額となります。
(実際、年金は2ヶ月に一度、指定の口座に入金です)

もちろん、減額、増額された額は一生変わりません。

・・・

年金の受け取り総額で見ると、

60歳から受け取った場合、
76歳半ばで通常受給(65歳から受け取る)に追い越され、

70歳から受け取った場合、
82歳近くで通常受給を追い越すそうです。

毎月の受取額は、
60歳から受け取った場合、月額4.6万円
65歳から(通常受給)6.6万円、70歳から9.4万円です。
(年金保険料を規定通り払って満額受給した場合)

夫婦2人でこの倍ですが、老齢「基礎」年金だけでは、
生活できないとよく言われます。
(サラリーマンなど厚生年金に加入している場合は、
これに加えて老齢「厚生」年金もあります)

ちなみに、老後に最低必要な生活費は月に24万円、
ゆとりある生活に必要な生活は月に38万円といわれます。

ですから、安易な繰上受給(早く受け取る)は
慎重に考えた方がいいと思います。

ちょっと驚いたのですが、
自営業など国民年金のみに加入していた人のうち、
繰上受給している人の割合は45%もあるそうです。

なかなか大変な実情があるようです。


牛込伸幸FP事務所
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