日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

埋蔵金頼み、不安も

2009-08-21 | ただの日記
おはようございます。FP牛込伸幸です。

昨日、娘の保育園のプール参観に行ってきました。
水が顔にかかることを頑なに嫌がる長女5歳の姿にあきれました。
遺伝ですね(笑)。

みんなでグルグル回って流れるプールを作ったり、
それはもう楽しそうでした。

無理に練習させるとプール嫌いになるので、
引き続き週末の流れるプールで楽しく遊ばせたいと思います。


■埋蔵金頼み、不安も

今朝の日経に記事がありました。

内容の説明に入る前に、埋蔵金って何というお話から。

埋蔵金とは特別会計に貯まったお金のことを言います。
特別会計は、一般会計という用語と比較するとよくわかります。

例えば、私たちがお買い物の時に払う消費税や
お給料から天引きされる所得税は一般会計に充当されます。

この一般会計は財務省が中心になって、
どこに配分しようか?国会で議論されるわけです。

それに対して、特別会計は各省庁が議論なく自分たちの財源とすることができます。

例えば、ガソリンにかかる税金は道路特定財源という特別会計に充てられます。
ガソリンを買った人のお金で道路を作りましょうということですね。

話はわかりやすいのですが、長いことかけて、各省庁は自分たちの財源と
なる特別会計を作ることにやっきになっていました。

こうして貯まったお金を埋蔵金と呼ぶことになって、
埋蔵金は国民に還元すべきというストーリーになります。

ところが、今回、財源として使おうとしている埋蔵金(特別会計)は、
外国為替資金と財政投融資です。

今朝の日経の記事ではこの二つの特定財源はあまりあてにできないとあります。

外国為替資金は為替差損のため、むしろ積み立て不足の状態
財政投融資は長引く低金利から減少傾向、だそうです。

そもそも、埋蔵金とは各省庁の利権と深く結びついたもののはずですが、
まだこの埋蔵金を国会議員は発掘していません。

埋蔵金は打出の小槌ではありません。
ばらまき政策をごまかす手段に使われているようでなりません。


牛込伸幸FP事務所
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