飯塚市の歴史資料館にはこの時期貴重な展示が行われている。 旧日本海軍の戦艦「金剛」の軍艦旗である。
この戦艦「金剛」は、太平洋戦争中で活躍した唯一の外国製の戦艦で、主要な海戦で活躍したが、1944年11月に台湾沖でアメリカ海軍の魚雷攻撃を受けて沈没している。 その際、飯塚市出身の乗組員が軍艦旗を体に巻きつけて脱出したということで、その後、紆余曲折があり、本資料館に寄贈されたようである。
大きさは、縦およそ1メートル30センチ、横が2メートルで、沈没した軍艦から回収されたとは思われないほど保存状態は良い。 通常は、撮影禁止なのだが、特別に許可を戴いて撮影させてもらった。
だんだんと遠のいていく戦争の記憶。 私の父は大正生まれだったこともあり、いろいろな戦争に関する話を聞かされて育った。 また、叔父も海軍兵学校出身で、二十歳で戦死している。
こんな平和で何でも満ち足りた時代の中で、自分だけ聖人君主のような顔をして平和論を説く人もいる。 ただ、当時の激動の世界情勢の中で、多くの若者が、日本という国の存続のために、たった1回の人生を投げうって戦ったことを決して忘れてはならない。
From Face Book: The flag of the warship “Kongo” reminds me of something.
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