安木節演芸館付属のレストランでどじょうを食べてから、お隣の足立美術館に入りました。
横山大観の収蔵品がメインですが、美術館としてより14年連続日本一の庭園として有名になりました。
アメリカのガーディン雑誌による評価ですが、ランクインされている庭園のほとんどがパプリック施設ですが、プライベート施設での維持管理は大変と思います。
その代わり、入館料金も日本一なようです。
借景(勝山と周辺)をうまく活用して人工滝も配置され、広々とした雰囲気を作り出しています。
庭へは立ち入り禁止なので、C.Gかリアプロジェクションと見まごう完璧さで、石、草木、池水は本物なのか不明です。
本館大展示室「HUMANー日本画に見る理想の人物表現」展、童画コーナー、大観室「横山大観コレクション選」、小展示室「四季の日本画Ⅰ春を愉しむ」、新館「現代日本画名品選」、陶芸館(河井寛次郎、北大路魯山人)と、くまなく鑑賞してきました。
童画コーナーには現代美術家の福田美蘭さんの祖父林義雄さんの童画も展示されていて、盛りだくさんな内容でした。
ユーモラスな「どじょうすくい踊り」で有名な安来節を昔の芝居小屋風の安来節演芸館で鑑賞しました。
いわゆる正調安来節と、銭太鼓と言うジャグリングっぽい演目と、軽妙な男踊りに扮装を借りて体験参加できる内容でした。
ランチには隣接する「どじょう亭」で、980円の「まるごと安来丼」(養殖どじょうは柔らかく、タケノコなど地元食材のあんかけ風)をいただきましたが、美味でした。
米子駅から境港までのJR境線は、車両内外のペイント、座席シート、駅名サブ表示(小豆洗い駅、砂かけババア駅とか)まで水木ワールドに徹底されていて、ファンならずともワクワクしてきます。
境港駅前から水木しげる記念館までの約800mが、「水木しげるロード」と命名され、両側にはゲゲゲの鬼太郎キャラをはじめとした日本の妖怪の石像が数多く連なっていて、否応なしに記念館に導かれていきます。
漫画で描かれていた妖怪が、モニュメントとして3次元で表現されていて、一つ一つ興味津々見ていると、時間がどんどん過ぎてゆきますから、マニア的ファンであれば一日は必要な場所だと思います。
目的地、水木しげる記念館は最近リニューアルされたらしく展示に工夫がなされていて、結構楽しめました。