文豪夏目漱石の生誕地は、小倉屋酒店(堀部安兵衛が高田馬場に駆けつける時に立ち寄って、升酒を呑んだ店と言われている)の脇あたりで、その先終焉の地「漱石山房」跡地は整備されて漱石公園になっている。
漱石は新宿で生まれ新宿で49歳の人生を終え、お札にもなった大文豪です。
肖像を見ると、立派なヒゲで男前ですが、芥川龍之介が「背の低い半白の老人・・・」と書き残しているように、身長は159cmと小柄な体格だったんですね。
死因は胃潰瘍ですから、たぶん繊細な神経の持ち主で、ストレスを溜めちゃう性格だったんでしょうかね。
さらにこの近くの戸山公園には箱根山(標高44.6m)と言う山(築山)があって(Good Spotです)、区内で一番高い山(人工の山としては)らしい。
当日も登山姿(大げさな)のグループが頂上まで登頂して万歳三唱後、ランチタイムに入り、さらに盛り上がっていた。
そこを下ると穴八幡神社があり、この日は何の日なのか参拝者への通行整理要員がいて大賑わいだった。
境内には手水鉢を抱えた布袋尊があって、参拝者が体中触ってご利益を願っていた。
ここから早稲田大学の脇を目白方面に歩くと、若い日に神田上水の工事に携わっていた松尾芭蕉が起居していた関口芭蕉庵がある。
この庵は講談社が管理整備していて、こじんまりとしているがなかなか風情のある、癒しの空間です。
都電荒川線の面影橋そばには池泉回遊式庭園の甘泉園があって、ススキが茂り、松には雪吊りが施してあった。
大田道潅ゆかりの山吹の里を通って、三遊亭円朝の「乳房榎」ゆかりの南蔵院を過ぎると、江戸五色不動の一つを合祀している目白不動(金乗院)に出る。
ここには、鈴ヶ森刑場第一号となった丸橋忠弥の墓がある。
ウォーキング終了後、博多もつ鍋を食べて解散。