そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月12日(水)1次試験の合格発表

2014年02月12日 | 校長は日々是口実

  1次試験の合格発表は、やはり気になって定刻にHPにアクセスして確認を行う。昨夕、校長自ら読み合わせチェックをしたものが、間違いなく発表されていた。いや、大丈夫の「はず」だというのが一番あやしくて、愚直に確認を怠らぬ心構えが尊いのだ。受験生にとっては、人生の大きな分かれ道である。そのことを思えば、襟を正して事に当たらなければなるまい。

  教務部長殿と意見交換をする。M主任にも意見を申し送った。よし、次に取り組むのはこの課題としよう。校長任期もあと半年ほどだから、何でもかんでもできるわけではない。理事長閣下には、「高校をひっかきまわせ」と命ぜられたが、もしこれを実現できれば、相当ひっかきまわしたことになるわいな。この問題は、学校法人将来の大方針にも合致している路線である。経験が大事なんだそうである。しかし、その経験、感触を裏打ちするデータはあるのか? いっぽうで机上の論理かとも思う。しかし、理事会がそう決めたのなら、そうするしかあるまい。軍人は命令が絶対なのだ。

  しかし、かかし、意見具申はさせてもらうぞよ。歯車が少しよい方向に回転し始めた。この機を逃す手はあるまい。徹底してアドバンテージを確立すべし。それを、宣伝したくない、情報発信は必要ないとは、情けないかぎりである。何様のおつもりかは知らねど、他校との勝敗率、現実を直視すれば、暢気に構えていてよいはずはない。及ばぬ高き姿を庶幾せよとは、藤原定家も述べておるではないか。


2月11日(火)入試の翌々日

2014年02月12日 | 校長は日々是口実

  入試の翌日にやる作業は決まっているが、合格発表の前日に行う業務も想像はつくだろう。朝から処理作業に大わらわのはずが、校長は午後から来ればよいとのお達しなので、余裕をもって新幹線に乗る。ホームでU教諭とご一緒になった。車中、最近は東大出ばかりになって面白くないわいなという話題で、深く同感した。しょせん私立学校なんだから、どこかアンバランスな人材こそ売りだと思うんだがな。

  最終的な判断を行い、確認作業をする。昨年はずいぶん時間がかかったが、今年はなぜかスムーズだった。20:00前の新幹線で帰宅。

  本日の経緯を見ていて、心に深く思うところがあった。これをこのまま放置しておいてはいけないと、痛切に思った。まずは要路にご注進すべいよ。しかし、昨今はグローバル、グローバルの大号令で、それを拒否したウチはお呼びではないのかもしれぬ。しかし、ガバナンス、ガバナンスと叫びながら、その実ガバナンスはガバガバである。ちっとも分かっちゃいないのだ。担当理事は、一体どなたなのよ? こうなったら、愚弄バルなるバルで一杯飲むか。バールのようなものは、犯罪報道によく登場するがな…。