そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月5日(水)ドサ廻り

2014年02月05日 | 校長は日々是口実

 今日・明日は、高校の校長として結構重要な業務であるドサ廻りである。 どさ? ゆさ…では無い(それは東北弁)。 寒い! 高校の所在地は今朝マイナス5度だったよし。教頭、事務長と落ち合って、9:00から4箇所を廻る。あまり叱られるところは無くて、中には絶賛?された箇所もあった。それで、貧乏クジ、大凶札は皆私のお里へ、ということになっているような気が…。

 13:00前発の新幹線に乗って高校へ。「Cafe GOTO」でコーヒーは飲んだが、結局昼食は14:00過ぎ高校で摂る。売店でチキンカツ・カレーを購入し、店の前の電子レンジで温めて、校長室で食す。生徒会が活動していたから、団子と胡麻大福を差し入れたら、ぎゃ~!と喜ばれた。

 しかし、茶色いなあ。

  14:30から延々打ち合わせ。法令や諸規定に抵触する措置については、断固拒否した(事務長殿はニコニコしていらっしゃった)。しかし、何が一体「ボランティア」だ。教育者は往々にして、こうした措置を考えがちだが、箇所長たる者、徹底的に「官僚的」であらねばならぬ。薄氷の調整にて事無きを得たが、もしも欠席者が1人でも出たらアウトである。剣呑、剣呑。

 20:00過ぎの新幹線には間に合うまい(駅まで高校から徒歩10数分)、21:00過ぎのだなァ(1時間に1本なのだ)と諦めたら、S教諭が車で送ってくださった。売店で明日のドサ廻り用の土産も買えた。乗り換え駅でワインととつまみを買って、帰宅する。


2月4日(火)雪が降る

2014年02月05日 | 公開

  研究室受付でA学部長殿とばったり。そのうち「研究所」へ連れて行ってくださるらしい。A学部長は岐阜のご出身だから、「岐阜の長良川」とかけて「遠回り」と解く、その心は、「うかい(鵜飼/迂回)」をします…という「なぞかけ」が浮かんだが、申し上げなかった。

  所用あって水道橋の出版社へ。うなぎ屋の軒先に梅が咲いていたが、雨模様の空は雪に変わりそうだ。

  帰りには雪が降り出す。ここまで来たついでに「奥野カルタ店」に寄る。歌入り花かるたはありますか?と尋ねると、田村将軍堂は生産を休止してしまったという。「奥野カルタ店」オリジナルのものを見せてもらうと、八月札の「草の原より出づる月影」が「景の原」となっている。この誤記によって、もとになった花かるたが特定できる。店員さんと名刺交換。なんとなんと、博士号をお持ちである! 

  大学へ戻る。研究棟の廊下を中国 I 大学の教員をしている I 氏がうろついていたから、研究室に招じ入れて少しお話をする。尖閣問題以来、中国の日本語履修者は半減したらしい。T教授と連絡がつかないよし。I 氏は研究室の後輩になる。2月中旬に中国へ戻るそうだ。

  そこへ研究生のOさんが見えたから、研究指導に切り替えた。学会発表に関する相談をお受けする。意見を申し上げ、よくよく考えていただくことにした。

  18:00に待ち合わせ。同居人が少し遅れるようなので、UBCのLさん、波蘭人院生のGさん、博士課程のUちゃんと先に「高七」へ。おっつけ同居人も到着。簡易なコースに、まず燗酒をお願いする。カリフォルニアでのワークショップの打ち合わせというか、顔見せである。酒は途中で「巻機」の冷やに替えた。珍しい銘酒。「高七」の若女将は越後の方なので、お店には珍しい新潟のお酒が置かれている。Gさんのお連れ合いも新潟人で、話が盛り上がっていた。

  締めに「Cafe GOTO」でコーヒーを飲んで散会。Uちゃんの研究は、国際的には認められるテーマだと思う。小保方さんを見習うべし。へこたれてはいかん。