そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月26日(水)花が艶なのは

2014年02月26日 | 公開

  なるほど、花というのは植物が子孫を残すために作りだしたモノであり、されば、どこか艶といおうか、端的に言えばエロチックなところがあるのだろう。恋にも花はつきものだし…。

  過日「Cafe GOTO」にチューリップを少し持っていった。1週間ほど持ったらしい。光線の具合によって開いたり閉じたりし、最後は花弁がよれよれになって散ったという。萎んだらさっさと、とり片付けてくれたらよかったのに。

  風呂場と洗面所=脱衣場を直すというので、同居人がものすごい勢いで片付けを始めた。すると、昔々使っていたスウェーデン生まれというレッグレス・チェアーが2つ、出て来たのである。これはまことに具合がよい。自分用に買ったら、あまりに素晴らしいので、同居人用も買って差し上げたのだった。しまい込んでいたが、こりゃ常日頃より活用すべき優れモノだ。姿にも花があるけんね。そのほか、ながいこと探していたようなモノも出て来た。てっきり街で落としたと思っていたんだがな…。いかに日頃、整理整頓、掃除を怠ってきたか、分かろうというものだ。

  茶花を習いたいと思うようになった。『一日一花』という本を、時々眺めてみたりする。お点前の稽古には全然通えないくせに、昨春はなぜか花入れを一つ二つ衝動買いした。何のつもりだったやらん。我ながら、自分で自分のすることが理解できない場合もある。これを称して自発の助動詞「る」「らる」と申すべきか? 「なり」は断定か?伝聞推定か?…いやはや。名詞ということもあるがな。