そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月18日(火)歩留まり率は・・・

2014年02月18日 | 校長は日々是口実

  学校法人の××部長殿からのお呼び出しで、朝一番に法人本部棟へ出頭する。一対一、サシの話ということだったが、こちらは一人で向こうは数名、まるで査問されているような格好である。何かと思いきや、お前のところは高校のくせに生意気だ・・・みたいな話であった。かくかくとご説明する。こんな話は教頭を呼んでして欲しいわ。(××部の言い分もわからんではない)

  30分のお約束が、なんだかんだで1時間ほど話をした。現況の問題点が浮き彫りになった点、収穫があったといふべし。

  「Cafe GOTO」でカプチーノを飲み、昼食は「志な乃」で、ごぼう天蕎麦をりんだもぢる。ごぼうのよい香りがした。「志な乃」は、花番さんの客あしらいが素敵である。美味しかったと申し上げて店を出た。

  日比谷で人と会ってから、東京駅から新幹線に乗る。本日は高校の入学手続き日で、夕方には集計が出るからだ。必要があれば補欠合格を出さなければならない。

  校地の除雪は、なんとかかんとかという状況だった。後で聞くと、グラウンドやサッカー場は一面雪野原で使用できず、体育は雪かきに勤しんだのだとか。そういう体育活動があってもよろしかろう。生徒には17:00の完全下校を指示したよしで、ちょうど校長が学校へ向かう道すがら、帰宅の生徒たち大勢と山道で行き違った。その中の女子生徒数名から、チョコレートや洋菓子を頂戴した。遅まきながらのバレンタイン(14日は入試のため生徒は温習日だった)で、配り余ったものを偶然出会ったこの校長に、くれたものらしい。

  さて、「歩留まり率」である。男子の数字が予想より高い。K県立の試験とかち合ったから、それなりにこの事態は予測できたのだが・・・。校長の話術、文章力も、ほんのちょっとは貢献したかもしれぬ。まあ、共学校としては県下最難関校ということになったから、それなりにブランド?めいた力学がはたらいたか? ともあれ、このまましばし様子をみるほかはない。公立の入試結果が開けば、その時にガバッと抜けるだろう。本質的に官尊民卑の根強い我が国では、結局私立は公立にはかなわないからな。教科書がどれくらい売れたかが、現実的な数字を示しているという経験則があるが、今のところよい数字ではある。ちなみに、今度の新1年生が使用する国語教科書は、この校長も編集に加わっているものである。

  担当主任が生徒寮の入居者の選定を進めていた。いろいろ細かな業務があるのだ。

  生徒会誌が届けられていた。頼まれて寄稿し、校長がどのように高校から大学へと進学したか、思い出話を綴ってみた。今週、卒業生追い出しイヴェントで3年生に、LHRでは1~2年生に配布するらしい。飲酒で停学処分だとか、ホステスとヒモ氏だとか、耳目を欹てる字句が並んでいるけれど、大丈夫かな?

  結局帰宅は20:00前の新幹線となった。雪はカチンカチンに凍結している。

  校内便で、法人全体の入試管掌課長殿に、ユンケルを1本お送りしておく。いろいろお気遣いいただいた。関連業務はまだまだ続く。御身を厭ひたまへかし。