そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月17日(月)歩留まり率

2014年02月17日 | 校長は日々是口実

  私が校長を務めている私立高校のように、より受験偏差が高い高校や、立地条件がよい高校が存在する学校は、入試の合格者は募集定員数通りに発表するわけではない。たとえば、東京に所在する男子校である兄貴分高校と併願した男子受験生が、双方合格した場合、よほど近くに居住している場合を除いては、どちらへ入学するか明明白白である。

  されば如何にすべき? 他には無い魅力を創出して、独歩の価値を築くしかないと考えるが、まあそれはさて措いて、合格者数は「歩留まり率」、すなわち何%が入学してくるかを推測しながら定めるのである。これがまた至難の技なのだ。御三家などと称される学校や、大学なら東大・京大ならば、合格者=入学者となるはず、楽ちんでうらやましい。

  このたびは大雪のため2日のうち1日分の2次入試が実施できなかった。当校では入試の形態ごとに、募集数を設定しているので、判定上は支障は出ないのだが、2次試験の欠席率によって予測すべき要素が一部分からなくなった点は痛い。場合によっては補欠合格を出す。その候補者とは、1次試験を通って、2次試験に欠席しなかったものの、不合格となった受験生ということになるわけだ。結局、手続きは蓋を開けてみなければ、分からない。校長の話が面白いと、実施できた面接では受験生がしきりに述べていたそうだが、それでキャッチできる人数といって、たいしたものではあるまい(もしも歩留まり率が急上昇したならば、校長の大手柄だ)。

  教頭から、除雪が全然進まないと泣きの涙の連絡が入った。学校法人本部周辺では既に雪は消えているだろうが、前線の状況は分かってもらえず、これでは明日以降の予定に支障が生じかねないとのこと。法人本部の頭も別の方向に向いており、傘下の1学年300名余の1高等学校のことなどは、念頭から消失しているに相違ない。所管の事務部長殿に窮状を訴えても、もう手遅れかもしれない。PTAのご支援を要請したよしだが、話の方向が全然違うだろう!

  また喧嘩をせにゃならんか、ふう。難儀なことだわい。今朝の新聞によれば、地元自治体が自衛隊に災害派遣を要請するくらいの状況なのだがなあ。


2月17日(月)シューカツ?

2014年02月17日 | 公開

  召集令状が来なかったので、そのまま二度寝して、何の気無しにTVをつけると、シューカツが云々かんぬんと宣伝している。今どき就活のコマーシャルか?と訝しめば、「終活」とのこと、要するに「死に支度」のことだな(そう言えばよいものを…)。「就活」は「就職活動」の略なれば、「終活」とはいったい何の略ならむ。「終末活動」か?…「終末医療」という言葉もあるからなあ。飯間浩明先生に尋ねてみよう!(も有名になったものぢゃ)

  シュークリームカツを入れたら、シューカツになるかもしれぬ。chouはキャベツだから、刻みキャベツが付け合せになったトンカツとん太は、自ずから「シュー&カツ」なのかしらん?

  


2月17日(月)ぜんぶ雪のせいだ。

2014年02月17日 | 校長は日々是口実

  ぜんぶ雪のせいだ。と言いたいわい!

  高校では売店の在庫のパンばかり食わされたから、昨夜は乗り換え駅で買って帰った寿司が美味かった。教頭に、備蓄倉庫の非常食を食べたらよかったのにと言われたけれど、気がつかなんだ。なんとか家庭科室に侵入して飯を炊こうとは考えたが・・・。

  顔にブツブツが出来てると、姑殿に指摘された。ノミかダニに食われたか? 校長室のレザー張りのソファで寝たが、考えてみるとあれはずいぶん不潔なものである。先日も地元警察署長殿が、このソファに腰を掛けられたのだった(その際、屁でもこかれたかもしれん)。ノミに食われたとは限定はできぬが、ダニかもしれない。警察は社会のダニを駆除する存在のはずなんだが・・・。ダニや「すら」や「さへ」や、副助詞みたいなものがうようよいたのかも。(笑

  本日はお里の重要業務だが、箇所長たるを斟酌し召集を免除してくださったらしい。終に赤紙は来なかった。