腰痛が極限に達し、ベッドの上でのた打ち回り、悪夢の連続だった。起き上がり、靴下を履くこと、下着の交換、全てがまるで別人の動作となった。腰をかばう動作で、膝までおかしくなって来た。娘達の介護が一人では困難となって、このままでは入院しか考えられなくなると言う危惧を感じ、友人の治療院を訪問した。普段なら鍼は敬遠しがちだが、急性期の腰痛にはもはやこれしかなかった。友人の手で、私のお尻から腰にかけてハリネズミのようになって行った。神経を鍼が刺激し、あらゆる筋が緊張して疼いた。
しかし、1時間後起き上がるとわずかな痛みが右腰に残るだけで、かなり痛みの軽減を自覚した。ありがたいと正直思った。本当は腰痛用のベルトをしなければならないともう十数年前に整形外科医からも言われたことを、これまで守れなかった。そのつけが今大きく出始めていた。痛みにはからきし弱い自分である。されど鍼はやさしで、「喉もと過ぎれば暑さ忘れる」のことわざの如しだ。明日もう一度、治療をお願いしようと思っている。こんなにありがたい友人だったと、いまさらながら感謝している自分である。
しかし、1時間後起き上がるとわずかな痛みが右腰に残るだけで、かなり痛みの軽減を自覚した。ありがたいと正直思った。本当は腰痛用のベルトをしなければならないともう十数年前に整形外科医からも言われたことを、これまで守れなかった。そのつけが今大きく出始めていた。痛みにはからきし弱い自分である。されど鍼はやさしで、「喉もと過ぎれば暑さ忘れる」のことわざの如しだ。明日もう一度、治療をお願いしようと思っている。こんなにありがたい友人だったと、いまさらながら感謝している自分である。