夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

出会いあるしらとり農場

2007-08-03 07:23:25 | 岩木山麓 しらとり農場日記
 あうんとしらとり農場は8月に入って、一層リンクが濃くなっている。会員の中にあうんとも縁の人が増えている。そして、何も知らないでやって来た人たちと顔を合わせて、「エッ?何であなたがここに…」という思いの瞬間が多くなった。
 しらとり農場のウーファー(利用者)の二人が、あうんの夏休みを支える形が初めて展開され始めた。ウーフ制度ではお金は介在しないので、ウーファーは交通費を初めとする生活費は自分で調達しなければならないが、今回あうんとリンクすることによって、その課題が一つなくなり、あうんにとってもペンキ塗りがクリアできたし、夏休みのアルバイトも確保することが出来た。
 昨日2日はそのウーファーの一人で沖縄生まれで、茨城県出身のミス・ビューティフル ウインターの母親と同僚が、あうんでボランティア宿泊をして、しらとり農場に娘が世話になったことのお礼に出かけていた。4ヶ月ぶりに見る娘の成長を見て、母親は感無量のようであった。「可愛い子には旅を」というが、まさにそのとおりかもしれない。社会の荒波が人を磨き上げるのだ。
 二人の来訪者は千葉県の養護学校の教諭で、将来障害者の支援をする作業所のようなものを作りたいと言う夢もあるようだ。
 夜みんなで岩木山麓にある温泉に浸かり、その後しらとり農場を訪問した。ミス・ウインターのお母さんが沖縄のソーキソバやゴーヤチャンプルーなど手料理を準備し、オーナーの配達からの帰宅を待った。オーナーはきょうは配達の日で、汗まみれになって帰宅した。午後8時みんなで沖縄料理を堪能した。
 しらとり農場は暗闇の中にあり、東側の空を赤く染める幻想的な月が垣間見えていた。
 ミスウインターの母の同僚は手づくりで形が出来つつあるこの家に、大いに興味があるらしくて、隅々を見て歩き感嘆した。「こんな理想的な農場で働くのが自分の夢だ」「今の学校現場は夢を持たない教員ばっかりだ」と未練のない教員生活を吐露していた。
 オーナーは明日からの台風禍を心配していた。明日はこの台風の予防作業が待っている。