晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

いい感じ(^^)

2009年09月23日 00時10分07秒 | 天文ネタ

09922pen65 前回の星見の際、不覚にも風邪を引いてしまったのだが、農作業で大汗を掻いたら完治とは云えずとも先ず先ずの体調に戻った。 天気予報では夜半過ぎ迄曇りとのことであったが、日が落ちる頃より略快晴の空となる。又、冷え込みが少なくシーイングも先日のようなことは無い予感。

20時30分頃(22日)より久し振りのPENTAX65アポにて星見の開始。 先ず、木星に向けるが開始直後の割りに良く見える。此れは良いかも~で、アンドロメダ座γ星に向ける。主星はジフラクションリングに取り巻かれ、伴星はエメラルドブルーが冴え渡るような感じで見えるカシオペヤ座ι星もシッカリと3星が見えている。

次にうお座ζ星(5,2-6,2離隔22,8秒)の如何ってことの無い重星だが見るのは初めてで、共に白色だが、主星は一寸黄色っぽく、伴星は少しくすんでいると云うか青灰色がかっているように感じた。そして次は東天より観望可能高度に達したくじら座γ星(3,7-6,3離隔3秒)。6,5㎝では厳しい対象だが試してみることにした。重星と云うのは直ぐに解るが、分離となると高度も低かった為に可也厳しい。それでも延々と眺め続け時間の経過(高度が上がり見易くなった)と共に略完全に分離を確認した

これより木星に戻り暫く綺麗な見え方を楽しむ。ふと南東に眼を転じるとフォーマルハウトが落ち着いた輝きで目に付いたので、南のうお座γ星(4,5-8,1 離隔4,3秒)を導入。意外と簡単に伴星を確認する。 直ぐ傍らのδ星(4,3-10,5 離隔5秒)は昨年、TOA130等で随分と追い続けたが分離出来なかった重星だが、序なので入れてみる。くすんだ赤っぽい黄色の主星のみしか確認できない。でも、若しTOA130で有ったら分離出来ていたかもと思うほどに星は落ち着いた見え方であった

星見の終了間際に、こと座ε星233倍まで上げて見たが、像破綻は生じず見事な見え方であった。そして、締め括りは北極星(導入は極軸をずらして入れた)で、主星の素晴らしい輝きに対して、伴星はやっと心細げに見えていた22時30分に星見終了。 附近には霧がヒタヒタと迫っていた。  ※画像は南天に向けたもので、明るく見えるのは霧の中にある街の照明で、鏡筒は南のうお座γ星に向いている。

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