晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

星見どころであった(^^)

2018年04月28日 20時54分28秒 | 天文ネタ

籾播き及び苗箱並べ作業は25日に終わり、作業場等の片付けと稲ハウスの温度管理に勤しんでいるが、昨日は朝から煙霧と思しき大気状態、ニュースをみればロシアの山火事とのことで、どおりで煙臭いわけだ。 それにしても、遥々ロシアから漂ってくるのだから地球もそれ程大きなものでは無いなと変に感心した次第。 そんな中、昨夜は非常に透明度の悪い空であったが、何故かロシアの山火事ニュースに触発され眠い中、望遠鏡を引っ張り出すことになった。 22時丁度よりタカハシTS-130鏡筒と同EM-10T2jの組み合わせとした。 このチョイスは昨年随分と経緯台での観望が多く、正直、両の手での追尾には嫌気がさしていたことが理由である。 例え半時程度の観望でも自動追尾の快適さは較べるべくもない。 しかし、昨夜は違った・・・

先月の17日にアップした画像をご覧頂ければお分かりのように、タカハシTS-130ASKO架台に載るようにフォーク耳軸を付けており鏡筒回転及び鏡筒位置に制約を受けている為、今回初めて使ってみたのだが、対象の導入が非常に厳しく、特別我儘で我慢の無い私は始めて数分で嫌気を覚え、即、フォーク架台へと変更した。正直、このまま終了しようかと迷ったが、温度順応も出来ていない鏡筒でも星像の酷さに、もう少し温度順応をしてマシな星像が拝みたかったのが、この一寸面倒くさい作業を堪えての星見続行と云うのが実際のところだろう。 

架台を換えてからの導入操作等は快適の一言である。 手動追尾と言う少々の手間は我慢しても、スピーディーな操作提供してくれる架台は短時間しか星見に時間を取れない身には有難い。 使うたびに思うのだが、何故にこのスタイルの経緯台が消えてしまったのか残念でならない。 1時間程で切り上げるつもりが、星像が段々良くなってきたことと、軽快な使い心地のフォーク経緯台に乗せられて24時近くまで木星、月、プルケリマのたった此れだけの対象であったが、2時間弱見続けた。

星見と言うよりも、私の場合、ものは言わぬが、望遠鏡等の機材との談らいのひと時を楽しむのが目的なので、この夜の観望は充分に満足であった。 但し、TS-130の扱いを赤道儀とフォーク経緯台との兼用鏡筒としての使い方には自分の性格からいって無理が有り、フォーク架台での使用に限定することにした。 

さて、これから暫くは稲作農家にとっては最も忙しい時期に入るので、星見は本当にお休みとなりそうだ。 火星の大接近時頃までお預けかも・・・