TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

地元伊勢崎図書館の新し試み

2009-03-22 17:09:44 | 地域文化・地域資源
 伊勢崎図書館が新しい試みを始めました。それは新着図書を紹介するコーナーを入口に設けたことです。下の写真がその様子です。





 図書館は読書好きな人間にとっては楽しいものですが、特に新着図書は気にあるものです。私も図書館を利用するのですが、最近は新着図書を借りることが多いです。

 そこで、どのようなどのような本を図書館が入荷しているかは気になるところですので、今回のような試みは市民にとっての一種の情報公開になるのではないでしょうか。

 一歩すすんで、新着図書の購入過程がわかればよいのですが、本の好みは人によってことなりますから、これはむずかしい要求かもしれません。私なども自ら買うまではいかないが、読みたい本を図書館にリクエストして入荷してもらっていることもあるわけですから。

 いずれにしろ、官公庁が新しい試みをすることはよいことだと思います。前例踏襲では何も生まれないからです。

 今回のような経費のほとんどかからないことは積極的に実施してもて評判がわるければやめればよいのではないでしょうか。

企業が求める資質と新卒者の傾向-共同通信社アンケートから-

2009-03-22 07:47:06 | 経営全般
 共同通信社が実施した主要企業110社を対象にした2010年春入社予定の新卒採用計画のアンケート結果で、09年度よりり採用を減らすとした回答した企業が38社となりました。増やすという企業は5社です。景気後退での採用抑制の傾向となっています。

 また、企業が求める人材としては、1位コミュニケーション能力、2位行動力、3位熱意、4位人柄、5位責任感となっています。一方新卒者の傾向として、1位マニュアル化、2位情報機器に習熟、3位語学力がある、4位社会常識が不足、5位あきらめやすいという順になっています。

 日経ビジネスの今週号には、吉野屋ホールディングの安部社長の話がでています。「若い人も、世間で言うほど昔と変わらない。常識は世代で異なるので、それは、受け止めないといけない。ただし、何に喜んで、何に腹を立てるといった人間の心理や本質は不変だ」と安部社長は述べています。そして若者に「だまされたと思っても3年は頑張ってみろ」と言うだけ。後は「頑張ろう」という結論を本人が導き出せるか否かにかかっていると述べています。
 
 新卒者がコミュニケーション能力がないとか嘆くのでなく、劣っていると思う能力を高めるのが企業幹部の仕事ではないでしょうか。

 ここ10数年の非正規従業員、派遣社員の増加に見られるように従業員を育成することをせずに、入社してくる者に完璧なものを要求する企業は勝手であると私は思います。「自社で人を育てる」という精神が日本の企業から失われてしまったのでしょうか。これはゆゆしいことだと私は思います。