TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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トヨタ、大学生の就職ランキング首位逃す

2009-03-13 07:21:30 | 経営全般
就職・転職情報サービスの毎日コミュニケーションが12日に発表した2010年卒業予定の大学生の就職人気ランキングで、理系でトヨタ自動車が昨年1位から7位になりました。

 同じ自動車メーカーのホンダが前年10位から11位、日産自動車が39位から57位に順位を下げ、自動車メーカーの人気が下降した結果となっています。ちなみに理系1位はソニーが3位から6年ぶりに1位になっています。2位は前年8位からのパナソニックです。3位資生堂(前年2位)、4位サントリー(前年7位)、5位味の素(前年11位)という結果になっています。

 文系では1位JTBグループ(前年1位)、2位資生堂(前年2位)、3位全日本空輸(前年3位)4位三菱東京UFJ銀行(前年4位)、5位日本航空(前年5位)の順位で前年と同じ順位となっています。

 自動車メーカーの人気が落ちたのは昨今の業績不振の影響でしょうが、自動車産業の人気が回復するのでしょうか。自動車産業も、かつて石炭産業、そして鉄産業、そして私が就職した頃の損保企業、金融業と人気があった産業のように下降していく産業となるかといえば、まだまだ日本のリーディング産業として存在するのではないでしょうか。

 ただ、トヨタの「プリウス」、ホンダの「インサイト」のような次世代自動車が主流になっていかなくては、自動車産業も衰退産業になるのではないでしょうか。
 
 それから、もっと自動車を低価格で販売する価格競争が始まり、そのことが自動車産業に活力をもたらすのではないでしょうか。しかし価格競争は、自動車業界の再編の速度をより一層早めると思います。

 今回の不況を経て、自動車産業は熾烈なサバイバル競争に突入しそうです。