あび卯月☆ぶろぐ

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オバマ大統領に騒ぐ日本人

2009-01-24 03:59:13 | 政治・経済
オバマ新大統領が誕生した。
アメリカの盛り上がりも去ることながら、日本のはしゃぎっぷりも尋常じゃない。
長崎の小浜温泉と福井県の小浜市が騒ぐのは国辱モノだと批判する人があるが、あれは裏に表にショーバイという目的もあるのだし、一息ついてみればむしろ微笑ましくさえもある。
(ちなみに、私は十年前小浜温泉に宿泊したことがある。いい温泉だった)

問題はテレビの取り上げ方だ。
まるで、自分の国のトップが決まったかのような騒ぎっぷり。
以前、ドイツ語会話の授業でお世話になったドイツ人の先生が「日本はアメリカの大統領選について自分の国の出来事のように騒ぎますね。ドイツではありえない」と冷笑気味に話していた事を思い出す。
今回の騒ぎっぷりをみても、やはり日本はアメリカの植民地なのかと思い知らされた。

そんな中、自民党の福島県連の佐藤憲保幹事長が
「日本は米国の属国になったのか。我が国の総理就任時には批判ばかりで、米国の大統領は世界のヒーローのようなメディアの扱いには違和感がある」
と語ったとのニュースをみて思わず苦笑してしまった。
私と同じようなことを県議連が云っちゃいけない。
日本のマスコミが政権与党をヒーロー扱いすることなんてないんだからぼやいたところで無駄だ。
テレビのワイドショーなんかはゲストコメンテーターに「オバマさんカッコよかった。それに比べ日本は・・・」なんて頭の悪いコメントを語らせるくらいなんだから。

にしても、メディアはどうもオバマに好意的すぎる。
新聞はまだ冷静だがテレビのベタ褒めっぷりは凄い。
ちょっと無垢すぎやしないか。
私は民主党政権になったのだから、再び日本バッシングがはじまるのでは?と何度か云ってきたが今一度警告しておく。
特に日本企業は覚悟しておいたほうがいい。
クリントン政権下で起こったヤクザのインネンのような訴訟をふっかけられる覚悟を。
そして、オバマは穏健派だから戦争もしないだろうというのも幻想に近い。
イラクからは撤兵するが、アフガンに対しては今より強硬な姿勢で臨むだろうし、今現在イスラエルのガザ侵攻も支持している。
ブッシュは戦争屋だと揶揄されたがそれはブッシュ特有の性質だったのではなく、アメリカの性質だったと理解する方がただしい。
何度も云う、アメリカは変わらない。
オバマ大統領はしきりにチェンジ(変革)を叫ぶが日本人が期待するような変革は何ひとつ望めないと思う。
どころか、状況はより悪化するのではないか。
今でこそマスコミとそれに踊らされた日本人はオバマを褒めそやすが、じきに悪口を言い始めるようになるだろう。
朝日新聞あたりに「オバマには失望した」という風な社説が載る光景が目に浮かぶ。

泉谷しげるが面白いことを言っていた。

「オバマ大統領に浮かれるのはちょっと待て。俺には白人がとっちらかした政策の後始末を黒人に押し付けたように見えるんだよな」

案外これが、オバマ政権の本質を突いているかもしれない。

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