あび卯月☆ぶろぐ

あび卯月のブログです。政治ネタ多し。
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マンホールの下に閉じ込められたら・・・

2006-09-04 21:01:54 | 雑記
今回はまったくの雑記・・・というか「お願い」です。

以前、何かの本でこういう話を読みました。


ある作業員がマンホールの下に閉じ込められてしまった。
マンホールの蓋はかなり重くて下からの力では開けられない。
大声をだしても助けは来そうにない。
このままでは死んでしまうと思ったその人は
持っていた千円札(あるいは一万円札)を長細く折り曲げてマンホールの蓋の穴から地上に出してヒラヒラさせた。
道を歩いている人がヒラヒラしているお札に気付いてなんとか助けを呼んでもらえたという。


細かい部分で間違いがあるかもしれないけれど、大筋は間違っていないと思います。
この話は果たして実話だったのか都市伝説なのか・・・。
私が読んだ本では事実として書かれていた気がします。
しかし、その本のタイトル(もちろん著者も)が思い出せない。
インターネットで調べてみても一向にわからない。

ということで、お願いです。
どうか、御存知の方いらっしゃいましたら御教示ください。
お願いします。m(__)m

堀江貴文は蘇るか

2006-09-04 00:59:42 | 社会・世相
今日(四日)、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われたライブドアの元社長・堀江貴文被告の初公判が、東京地裁で開かれるそうです。

私は彼が近鉄買収騒動の時、初めてテレビに登場した時から一貫して反堀江の立場で、
日記やブログでもしばしば「悪口」を書いてきました。
何故、私が堀江氏が嫌いかというと経営の方法以前に彼の人間性が大嫌いだからです。
彼の発言記録を一部紹介いたしましょう。

「選挙にはほとんど行ったことがありません。面倒くさいからです」
「女は金にもれなくついてくる」「人の心は金で買えます」
「カネがあれば何でもできる」「サラリーマンは現代の奴隷階級」
「起業家は現代の貴族階級」
「女は25歳超えたら無価値で有害なだけの産業廃棄物」
「世の中、金だ、愛情だって金で買える」
「年寄りは合法的に社会的に抹殺するしかない」
「人間はお金を見ると豹変します。豹変する瞬間が面白いのです」
「経済的に貧しくなると人間は狂気に走ります」
「新しい教科書を作っても世の中は変わらない」
「ずるい手でも法律に触れなければ勝ち」
「ライバルはヤンキースの松井ぐらいしか想像できない、でも収入は僕の方が上」
「人間を動かすのはお金です」
「世の中にカネで買えないものなんて、あるわけないじゃないですか」
「なんでも金で買えるなんていってない」


金で人の心が買えるのは哀しいかな事実である面もあるので勝手にのたまえば結構ですが、
サラリーマンが奴隷だとか、女は二十五を越えたら産業廃物だとか、
年寄りを社会的に抹殺すべきだとか、ちょっと看過できる発言ではありません。
また、どこの馬の骨かわからぬような馬鹿が勝手に言って居るなら一々目くじらを立てませんが、
当時、あれだけ影響力のあった人物の発言です。
しかも、一部に批判の声もありましたが、この馬鹿野郎を多くの国民が支持をしたのでした。
堀江氏のような人物が時代の寵児として持て囃されていた期間、
私は暗澹とした思いを抱きテレビの画面に彼が登場するたびに不快でしかたありませんでした。
三宅久之さんが述べたように「ああ嫌だ、嫌だ、すべて嫌である」という心持ちでした。

さて、堀江氏の「悪口」はこの辺で已めにして、本題に入りましょう。


日本人は昔から「現状を打破してくれる者」が大好きです。
革新的なことや目新しいものにすぐに飛びつく。
保守的なようで実は変わりやすいのです。
例えば、日本史の人物で誰が好きかというアンケートをとったらかならず上位に来る人に織田信長がいますが、
これは彼が既存の価値観に囚われず、正に革新的な行動によって活躍したからに他なりません。

つまり、堀江貴文氏も多くの日本人の目には「閉塞した現状を打破してくれるヒーロー」のように映ったに違いありません。
じじつ、ニッポン放送の買収騒動の時も、
フジテレビ側は「革新的な」ライブドア側の「素晴らしい」アイデアを捻り潰す「守旧派」のレッテルを貼られ、
ライブドアはそんな悪しき守旧派を倒してくれるヒーローという構図が作られていました。
マスコミが意図的にそう見せたこともあるでしょうが、
国民の多くは自然にそう見えたのではないでしょうか。

結局、我々日本人は中身を吟味せず新しいもの革新的なものに飛びつく国民性を持っている。
小泉首相があれだけの支持率を得たこともそういうことです。
今でこそ誰もそんなことは言いませんが、小泉首相が総理の座についた当初、
皆、彼を守旧派を一掃し、現状を打破する革新者(改革者)と思っていました。
いや、今でも思っている人は居るでしょうし、じじつ小泉首相は良い意味でも悪い意味でも革新者でありました。

それにしても、以前だったら堀江氏のような「非常識人」があれほどまでに支持を得ただろうか、という疑問は残ります。
上に挙げたような発言を平気でする者は昔はもっと批難されたように思います。
ホリエモンブームは日本人の国民性に深く依拠するものであったと同時に、
日本人の道徳的荒廃を象徴するものではなかったか、と今でも邪推しています。

今、堀江氏を支持するものはあまり居なくなりました。
それでも、今年の五月に立教大学の学生に取った
「尊敬する企業家は?」というアンケートにおいて、
本田宗一郎をおさえて、堀江貴文は四位にランクインされていました。
(因みに、一位は松下幸之助、ついで孫正義、ビル・ゲイツと続く)

私には堀江氏は企業家というより虚業家にしか見えませんが、
この結果を見ると、堀江氏が再び持て囃される時代が来るのはそう遠くないなと思えてきます。
立教大学だけでなく他の大学でも同じような結果が出るでしょう。
今度の法廷でも発言によっては
「やっぱりホリエモンは正しい!悪いのは守旧派の特捜部だ!」
という輿論が出来上がるかもしれません。

それにしても、
資源がないが故に「ものづくり」によって国が成り立っている日本において、
ライブドアのように金で金を生み出す虚業会社ばかりになると、確実に国は潰れますね。
そんな国ならいっそのこと潰れてしまった方がいいですが。

願わくばホリエモンが蘇る日が来ないことを。