すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

朝の街

2020-03-06 09:43:15 | 社会・現代
いつもと少しも変わらない
ように見える
朝の街

ガラス窓に並ぶ
美味しそうなパン
花屋のバケツには
ヒアシンス クロッカス 水仙
桃の枝

いつもと違うのは
近くの小学校の
マーチングバンドの
練習の音がないだけ

買い物にあるいは仕事に
あるいは約束の場所に
向かう人たち
(のほとんどはマスクをしているが)
明るく交わされるあいさつ

でも本当は
そこら中にあれがいるかもしれないのだ
青い色で染めることが出来たら
カウントダウンのイルミネーション
のように見えるほど

何のカウントダウン?

始まりの時のためのではなく
終わりの時のための

いいえもう
その時は来ているのかもしれない
ぼくたちに見えないだけで

見上げると空は
春の麗らかな
と言ってもいい輝き

まるで
見えないものは存在しないかのように
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