「アラセブ(こんな言い方をするかどうかわからないけれど、これは一生の中で大きな転換点だと思う。もっと社会で取り上げられても良い)にもなって楽器を始めるなんて、なんて無謀で見込みの少ない…」と思われるかもしれないが(自分でもそう思わないではないが)、じつは全くのゼロからのスタートというわけでもない。
20年ほど前から、マンドリンとよく似た楽器である、ロシアの民族楽器のドムラというのを、自己流で練習していた(それだってすでにアラフィフだが)。
バラライカは比較的よく知られているが、ドムラというのはまず誰も知らない。マンドリンを小ぶりにして、胴体の丸みを少し浅くしたような、サッカーボールを地面において、直径の三分の一のところで真上から切り下した場合の、小さい方のような形の楽器だ。
弦は3本しかなく、太い方からミ、ラ、レに(完全四度に)調弦する。ギターの低い方と同じ。
これもマンドリンと同じ、トレモロを多用し、アンサンブルの中で主にメロディーを受け待つ。
そのドムラを、自己流でストラップで肩から下げてやっているうちは気にならなかったのだが、「やはり楽器は先生についてキチンと基礎を学ばなければだめだ」と思い、やっと見つけた先生に、「ストラップは外しなさい」と言われた。
ドムラは、正しくは右足に足台を置いて膝を高くし、右の脇・胸・上腕と膝で上下からがっちりと楽器を固定して弾く。
脊椎は湾曲する。
これで練習していたら一年ほどで腰痛になってしまった。
しばらく休んでいたのだが、あきらめきれなくて再開したらまた半年ほどで再発した。
仕方なく、やはりあきらめた。
そのあと、竪琴に似たライアーという楽器を習ってみたり、胴体の丸い普通のマンドリンを買ってみたりしたのだが、いずれも、腰痛は治らなかった。
それで、フラット・マンドリン(以降、フラマンと書く)にたどり着いたのだ。
フラマンにたどり着いて、本当に良かった。
20年ほど前から、マンドリンとよく似た楽器である、ロシアの民族楽器のドムラというのを、自己流で練習していた(それだってすでにアラフィフだが)。
バラライカは比較的よく知られているが、ドムラというのはまず誰も知らない。マンドリンを小ぶりにして、胴体の丸みを少し浅くしたような、サッカーボールを地面において、直径の三分の一のところで真上から切り下した場合の、小さい方のような形の楽器だ。
弦は3本しかなく、太い方からミ、ラ、レに(完全四度に)調弦する。ギターの低い方と同じ。
これもマンドリンと同じ、トレモロを多用し、アンサンブルの中で主にメロディーを受け待つ。
そのドムラを、自己流でストラップで肩から下げてやっているうちは気にならなかったのだが、「やはり楽器は先生についてキチンと基礎を学ばなければだめだ」と思い、やっと見つけた先生に、「ストラップは外しなさい」と言われた。
ドムラは、正しくは右足に足台を置いて膝を高くし、右の脇・胸・上腕と膝で上下からがっちりと楽器を固定して弾く。
脊椎は湾曲する。
これで練習していたら一年ほどで腰痛になってしまった。
しばらく休んでいたのだが、あきらめきれなくて再開したらまた半年ほどで再発した。
仕方なく、やはりあきらめた。
そのあと、竪琴に似たライアーという楽器を習ってみたり、胴体の丸い普通のマンドリンを買ってみたりしたのだが、いずれも、腰痛は治らなかった。
それで、フラット・マンドリン(以降、フラマンと書く)にたどり着いたのだ。
フラマンにたどり着いて、本当に良かった。