すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

「チボー家の人々」

2019-11-13 13:12:40 | 読書の楽しみ
 先月末に引いた風がまだ治らない。(心配されるといけないので、急いで書いておくと、医者は「もう少しですね」と言っている。)「2・3日寝れば治る」はずだったのだけど、友達に会う約束も、山登りの予定も、キャンセルが相次いでいる。
 時間がたくさんあるのを利用して、ロジェ・マルタン・デュ・ガールの大長編「チボー家の人々」を読んだ。
 うーん、残念! 
若い頃に出会って愛読書にしていれば、ぼくの生き方は変わっていたかもしれない、と思う。もっとも、そのころこれを読みこなす力はぼくにはなかったのだろうが。難解な話ではないのだが、これがスッと心に入ってくる下地ができるのに、ぼくのこれまでの迷走の人生が必要だった、ということかも知れない。
 残りの人生の間、ぼくはこれを繰り返し読むことになるだろう。
 とりあえず何冊かの詩集を読みたいので、そのあとさっそく、再読に取り掛かることにしよう。
 風邪を引いて時間ができて、結果的には幸いだった。
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