初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ツルドクダミ   花の森を知っている      千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2022-10-14 00:01:55 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

もれふるひかりのなか、

ツルドクダミの、

花の森を知っている。

 

 

 

 

(蔓蕺、蔓蕺菜)タデ科タデ属。多年草。

原産、中国。 江戸時代に薬草として渡来、栽培され、野生化。

本州以南に分布。

花期、8~10月。花径、2mmくらい。

雌雄異花同株。 3~4mくらいに。

1kg以上になる塊根は漢方薬、不老長寿の滋養強壮剤と呼ばれる何首烏(カシュウ)。

葉も蔓も薬草に。 

名の由来、ドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属)に葉が似ていることから、と。

薬草としての渡来であったことから、薬草価値が高い十薬(じゅうやく)と呼ばれた

万能薬ドクダミをあてたのではと推測。

雪国育ちとしては、初雪花の別名が似合うと思います。

 

 

アーカイブ

10月中旬。

 

 

 

10月末。

サオトメカズラ(早乙女葛)の実と。

宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名 屁 糞 葛(ヘクソカズラ)。

 

 

サオトメカズラ 花、アーカイブ。

 

 

11月中旬。

ネズミモチとからんで。

 

 

ネズミモチ(鼠黐)モクセイ科イボタノキ属。アーカイブ。

 

 

12月下旬。

ツルドクダミのタネが咲く花の森を知っている。

ネズミモチと絡んで、ソラに向かって燃え上がるよう。

 

 

 

タデ科の似た仲間  アーカイブ

イタドリ

(虎杖、痛取)タデ科ソバカズラ属。多年草。
日本全土、東アジアに分布。

 

 

 

ドクダミ  アーカイブ

(蕺草)ドクダミ科ドクダミ属。多年草。

語源は、「毒矯み」(毒を抑える)から。

十薬(じゅうやく)という別名があるように、万能薬。

ゲンノショウコ・、センブリと並んで日本の三大薬草のひとつ。

 

 


クコ    ひかりの花束を君に     千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2022-10-11 00:01:37 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

汐風につつんで、

ひかりの花束を君に。

 

 

 

(枸杞)ナス科クコ属。

原産、東アジア(中国~日本)。

全国の平地の森林縁等に生育。

花径、1cmくらい。花期、7~11月。

樹高、1~2mくらいに。

翌年の花期に熟す1.5cmくらいの果実は「枸杞子(クコシ)」と呼ばれ、

クコ酒、生食やドライフルーツにも。

葉、根にも薬効あり食用や茶にも。

「不老長寿の源」と称される。

名の由来、カラタチ(枸)の棘、カワヤナギ(杞)の枝にそれぞれ似て。

 

 

栽培記録

2016/6/30 挿し木。

 

2016/7/18 順調。

 

 

2017/10/3

 

2020/4下旬

 

2020/11/1

 

2021/9/5

それでも花は咲く。

鉢栽培だから、頻繁に剪定。

しかし、結実はまだない。

日照時間が不足かも。

 

 

 

アーカイブ

8月下旬。

 

 

 

9月下旬。

 

 

 

 

10月初め。

 

 

11月中旬。

 

 

追熟、乾燥させてから試食。仄かな甘み♪

ヒトにとって「不老長寿の源」と称されるほどの薬効。

 

 

 


イシミカワ    片想い       千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2022-10-08 00:01:29 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

フシギウツクシイ、野の草。

どこをどうみても完璧な造形。

 

僕の散策範囲では、一か所でしか観察できない。

適した環境はたくさんあるけど、何故か。

ウチでの栽培も成功してなくて。

 

縁が薄いと、

思いが募る。

 

 

 

(石見川・石実皮・石膠)タデ科イヌタデ属。一年草。

日本全土、東アジアに分布。

日照と湿り気ある環境が適地。

花径、3~4mm。花期、7~10月ころ。

うつくしい藍色の実にみえるのは愕。中に黒い実が。

匍匐し、3mくらいに。

茎と葉柄に下向きの棘(逆刺・かえり、さかとげ)があり、

強烈にまとわりつく。

他の植物に絡みつき成長。

全草に薬効。

名の由来、石のような実と皮の意、石膠(いしにかわ)が訛った説等。

 

 

栽培記録

成功できてない。

2016-10-31採種。

 

 

2018/4/1、2016採種を蒔く。 発芽せず。

 

2021/8/31、採集。挿し芽。春待ちだけど、だめそう。縁薄い?

 

 

2021/11/18。 2016の種が少し残っていた。捨てずに蒔く。                                          

 

 

 

アーカイブ

8月下旬。

 

 

10月下旬。

 

 

 

11月中旬。

 

 

 

 

サオトメカズラと。

 

サオトメカズラ(早乙女葛)アカネ科ヤイトバナ属。

原産地  日本、東アジア。

宇宙の果てに捨ててきたい、標準悪名 屁 糞 葛(ヘクソカズラ)。

 

 

逆刺・かえり

 

仲間 アーカイブ

ツルソバ(蔓蕎麦)タデ科タデ属。多年草。

シャリシャリと、口に仄かな秋がひろがる。

イシミカワの花とそっくり。

 

 

 

 


ヌルデ    花の森を知っている      千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2022-10-04 00:01:10 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

おおかぜ来ない秋、

ヌルデの、

花の森を知っている。

 

 

 

 

昆虫の食害か、気候か、

葉も花も少ない。

保護区で、自然な景観を重視してるからか、

消毒してるのを観たことがない。

周辺に、果樹園や畑がないし。

 

(白膠木 )ウルシ科ウルシ属(ヌルデ属)。

東、東南アジアヒマラヤ、日本全国、平地から低山地に分布。

花期、8~9月ころ。花径2mmくらい。花序30cmくらいに。

雌雄別株。樹高、5mくらいに。 紅葉樹の代表のひとつ。

果実、葉は薬用。 果実はロウの原料にも。

虫こぶは、タンニン質が豊富で五倍子(ごばいし)と呼ばれる生薬。

名の由来、塗る手、から奴留手(ぬるで)と呼ばれる、塗料用途の白い樹液から。

 

 

アーカイブ

9月末。

 

 

10月中旬。

 

 

 

10月末。

 

 

11月中旬。

 

1月中旬。

 

 

 

仲間    アーカイブ

ハゼノキ

(櫨の木、黄櫨の木)ウルシ科ウルシ属。

原産、東南アジア~東アジア。関東以西に分布。

木蝋を採取目的に、江戸時代頃に琉球王国から渡来。

花期、5~6月。秋に1cmくらいの実が熟す。

 

 

 

 


キカラスウリ    遠い夏、母の香り      千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2022-10-01 00:01:53 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

フシギウツクシイ、

森の海を漂うクラゲのよう。

遠い夏の、母の香り。

愛おしい、子の香り。

 

 

 

(黄烏瓜)ウリ科カラスウリ属。

日本原産。全国に分布。

花期、6~9月。日没から翌日午後まで咲く。

花径、5~10cm。 雌雄異株。

夏の若い芽、秋に熟す実は食用に。

塊根を天花粉(天花は雪のこと)に加工し、

おしろいの原料、あせもなどに用いる。

遠い夏の、母の記憶。

現在も、化粧水、セッケンとともに販売されている。

ほとんどが利用できる優れもの。

名の由来、カラスウリは、赤い実が、

朱墨(シュズミ)の原料・辰砂(シンシャ・鉱物)に似ている

カラシュウリ(唐朱瓜)が訛った説。

 

 

 

アーカイブ

6月末。

 

7月上旬。

 

 

 

 

 

 

7月中旬。

 

7月末。

 

8月初め。

 

 

8月下旬。

 

 

 

9月初め。

 

 

 

10月中旬。

 

 

1月初め。

採種したけど、迷って蒔きませんでした。

飾ってあります。