富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

市民を疲れさせるイベント動員か、為になる啓蒙への動員か

2018年02月12日 | Weblog

ある種の話題性のある箱物をつくり、それに多くの県民を動員すると、その政策の効果には、評価軸がある。これには、孔子が民衆の動員を諫める場合、民力を教育、啓蒙によりレベル・アップにつながる政策と、いたずらに疲弊させる政策とを区別しているのが参考になる。なぜ、孔子を持ち出したのか?それは、江戸時代の藩政は、必ずしも失敗とは言えないからだ。人口も社会インフラの蓄積も、右から上がりになっている。高岡市の場合、新幹線の新高岡駅の利用者を増やそうと、市民運動を試みた。この延長で、新高岡駅の周囲にイベント会場の新設を試みた。財政の問題で一時的に中断になったが、実は、これは疲弊する路線の繰り返しへの警告である。イベント会社は、営利のために、さまざまな企画を持ち込んでくる。わずか数日の賑わいの創出は、結果、年間ベースでは、財政への増収効果は生まれない。為になる啓蒙への動員は、市民の知識・技術の水準をあげる。SNSに使い方につき、こまめに、小さな地域ごと、業種ごとに啓蒙すると、きちんと集客に寄与できる。魚津では、市長さんがファイス・ブックで健闘しておられるが、市民による発信を増やし、それを市役所が拡散させないと、市長の一人芝居に終わる。高岡市長は、魚津市長にも及ばない。美術館も、リピーターは5回、10回と続けて入館してくれない。飽きと疲れ、それが原因で、新規の企画は、すぐに鮮度を失う。富山新聞の文化センターの「上手な話し方教室」や、「中学英語で接客」は、市民の仕事力を高めている。有料でも学びに来られる。それが、市民の心がけであり、心意気なんだ。


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2月11日(日)のつぶやき

2018年02月12日 | Weblog

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