富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

細かな文字の本をどのように読んでいるのか

2018年02月13日 | Weblog

まず、76歳という高齢者なので、細かな文字の洋書は、老眼では読みずらい。それで、まず、スキャナーを用いて、PDF形式に取り込む。このとき、ワード形式で取り込むこともある。PDFは画像形式なので、画像のテキストは、書き込みや削除できないので、主に図版やグラフの多い本は、これを使う。PDFには、音声で読み上げる機能があるので、時に助かることもある。PCのモニターで何倍にも拡大できるので、老眼鏡はいらない。論文などの引用するには、TEXT形式のワードへの転換が便利である。ただ、スキャナーに対応するOCRの読み取りの性能により、校正がかなり面倒である。英文でも古い書籍だと、書体が違うので誤認識が多くなる。このような校正作業が面倒なので、研究の戦線から脱落する人は多い。しかし、ワード形式に取り込んだ外国の書籍の重要部分は、PCのモニター画面と格闘しながら、独自の翻訳の作業が可能である。最近では、英語も中国語も、翻訳書が意外に少ない。それは、プロが翻訳のリスクを負わないで、本当に必要な部分だけを理解できれば良いので、学者の主流は翻訳を選ばない。ところで、最近の書籍は、デジタル原稿から印刷されているので、OCRの誤認識は格段に低い。だから、昔のように紙のスクラップはだんだん不要になる。代わりに、HDDの容量が頼みになる。我が書斎では、HDDの方がPCよりも遥かに高価である。それでも、2重にバックアップしている。クラウドに預けるのもよいが、誰にも楽屋裏は見せたくない。クラウドに任せるなら、バックアップのB版であって、自宅PCには、A版を保存するの限る。お勧めのOCRのソフトは、eタイピストが良い。特に中国語の簡体字のテキスト変換は頼りになる。

以上、述べたことの意味が分からないなら、もうあなたは異次元に捨て置かれた生命体にすぎない。


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IoTは部分最適となり全体最適を妨げる

2018年02月13日 | Weblog

ゴールドラットの理論では、ビジネスのプロセスの一部だけに、最新技術を投入すると、全体最適を妨げると注意している。大事なのは、マーケットからの需要の量、タイミングに対し、最適の供給をよどみなく提供できるという最終工程から逆算し、どこかの工程だけが、1単位時間あたりの生産能力を高めても、前工程からの半製品の流れを待つことになる。工程の流れの平準化により、仕掛け在庫を最小にすることが全体最適となる。こうしたゴールドラット理論が実践されているのは、県下では、林和夫社長が率いる朝日建設さんである。工程が遅れたらと、一工程ごとに遅れを想定した「ヘッジ」を見込んでいくと、最終工程までには、「ヘッジ」として残しておいた最終締め切りが当初計画のように意識される。結果、工期の遅れが当然とされる。これも、ゴールドラットが注意する「先送り」思考である。「前倒し」思考でないと、同じ工事処理の能力でも、年間の受注量の達成に大きく関係してくる。しかも、複数の現場を同時進行させ、最新機械を使いまわすには、複数工程を同時進行でこなすので、単品生産の製造業と比較にならないほど、工程の企画管理は複雑・多元である。仮に一つの現場が最適でも、複数の同時進行の現場を含めて全体最適を生み出すには、IoTの技法を部分、部分の投入することの危険性を教えてくれる。この面で、富山の製造業が「ものづくり:職人思考にかまけて、全体最適に近づくような人口頭脳の演算を生み出す工程管理の全体最適に遅れをとっていることに十分に気が付いていない。富山人の心が閉鎖的なのではなく、コンピュータの出来ることを深く理解できていないからである。


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2月12日(月)のつぶやき

2018年02月13日 | Weblog

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