3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

大隅正人

2011-03-15 21:09:42 | Weblog
ドラフト3位で昭和43年読売ジャイアンツに投手として入団、打者に転向し、その後中日ドラゴンズ、阪急ブレーブスに在籍した左投左打の選手です。実働は昭和44年から50年を除く12年となります。公称182cm,80kgとなっていますが、身長は兎も角体重はそれよりも少なく感じ、見ていてひ弱というか、パワーを殆ど感じさせない選手でした。昔の事で多少記憶が曖昧なのですが、彼の投球を見たのは、多分練習時なのでしょう。腰の捻りの少な目のスリークォーターからの投法でしたが、迫力は全くなく、凄く軽い球質に感じました。社会人では通用してもプロでは厳しいと即解るレベルでした。彼の姿を多く見る様になったのは昭和50年代の阪急ブレーブス時代です。その当時一塁手として決して守備の上手くない加藤英司、高井保弘の守備固めとして出場し、彼等より身長もあり、フィールディングもよく、安心して見ていられたものです。しかし打撃もやはり非力が目立ち、バットスピードは遅く、パターンの少ないスイングと相俟って、やはり守備固めの域を出られない選手だったのでしょう。




通算成績    388試合    41安打    0.181     2本塁打     21打点