長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

ポリプが美しいトゲトサカ

2012年01月18日 | レンベ

トゲトサカはソフトコーラルと呼ばれる柔らかいサンゴだ。

美しい橙色はポリプだ。トゲトサカはポロプを広げ動物性プランクトンを食べる。

まるで竜宮城にいるように思えるソフトコーラルだ。

背景は黒にして、トゲトサカ本来の美しさを出しました。


擬態するカミソリウオ

2012年01月16日 | レンベ

何だこれはと、思うかもしれませんが。これでも魚です。下を向いています。

緑色の水草にそっくりな形状と色です。上手く背景を入れることが出来ました。

緑の他に茶、赤や黒といった個体によって色彩変異が多い魚です。

 

 


イボイソバナガニとウミシダ

2012年01月11日 | レンベ

ロープ状の刺胞動物であるムチカラマツに棲んでいるのがイボイソバナガニ。白と黒の腕を広げているのがイソバナだ。それぞれの生き物の単体の写真はよく見ますが、2つの要素を組み合わせると写真として表現が広がりを持ちます。イボイソバガ二は何を見ているのでしょうか。イソバナは何を感じているのでしょうか。一枚の写真から様々な感想や想像ができる、そのような写真を目指したいと思っています。自然の神秘やドラマを感じる写真が私は好きです。


インドネシア レンベの海

2012年01月01日 | レンベ

明けましておめでとうございます。写真はインドネシアのカサワリレンベリゾートの庭園からレンベの海を撮影しました。

インドネシアでは街やリゾートで花を良く見ます。皆様のご多幸をお祈り申し上げ、美しい花々の写真を掲載しました。

そして、水中写真はレンベで撮った今年の干支である辰、タツノオトシゴです。今年は私がフリーの写真家になって3年目、このブログを始めて5年目になります。いつも見て下さる皆様にあらためて感謝致します。今年は私にとっても新しい試みが多くなります。今後とも「生命のサンゴ礁」をよろしくお願い致します。

 

 


サラサウミウシ

2011年12月30日 | レンベ

日本でも見られる普通種のサラサウミウシなのですが、この写真を見て下さい。

白に更紗模様の赤、黄色い外套膜。絶妙な自然界の配色です。愛らしくて、何か気品まで感じさせる美しさ。ちなみに更紗とは同じ紋様が繰り返す模様のことです。

海で美しい生き物を見ると、いつもこの美しい海を残さなければいけないと思います。人間は自然界の一部に過ぎない、そして今年は日本人が、人類が、自然の脅威を知る一年でもありました。

人類は今後今以上に、自然との共存を考えねばならないでしょう。地球は生き物たちの相互依存、つまり共生で成り立っているからです。


レンベの美しいウミウシ

2011年12月22日 | レンベ

ソフトコーラルを背景にウミシダに止まったウミウシを撮った。このウミウシはネムブロータ.ルチランスと呼ばれる。棲息するのはレンベやバリである。ウミウシの写真は砂の上が多いが、ソフトコーラルを背景にすると大変引き立つし、美しいものだ。それにしても伸びている触覚と開いているエラがきれいだ。ウミウシが海の宝石と呼ばれるのも納得する。


レンベ海峡

2011年12月08日 | レンベ

本日インドネシアのレンベに出発します。レンベまではシンガポール経由でマナド空港まで。空港から車で一時間半移動し、レンベ海峡のスラヴェシ島にあるカサワリレンベリゾートまで行きます。写真は6月に行った時、自動車の移動の時に撮影しました。

レンベは世界中の水中カメラマンが集まります。マクロの宝庫として知られています。がんばって撮影しますので皆さんお楽しみに。

 


イソギンチャクに棲むナデシコカクレエビを見つめるバンガイガーディナルフィッシュ

2011年11月22日 | レンベ

イソギンチャクと共生するナデシコカクレエビを見つけた。よく見るとバンガイガーディナルフィッシュがナデシコカクレエビを見つめている。マクロ写真の中で展開されるドラマがある。環境と生き物達、生き物達と生き物達。いろんな関係が存在する。私はこうしたドラマが垣間見える写真も好きです。12月にレンベに行きます。6月に撮影したレンベのマクロの写真をしばらくアップします。