長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

「生命のサンゴ礁」を1年間見て頂きありがとうございます。

2012年12月31日 | コモド

インドネシア、コモドの生命感あふれるサンゴ礁の海です。サンゴ礁から涌き出る魚の群れが凄いですね。

本年は2月にラジャアンパットのクルーズに参加、その様子が水中探検家の広部氏が制作するテレ朝のCS番組で紹介されました。写真展は、新宿の和真ギャラリーで6月、7月と10月、11月の各2ヶ月、計4ヶ月間という長期間開催することができました。また、本年は写真絵本の制作が始まりました。石垣島を舞台に、サンゴ礁で繰り広げられる生命のドラマをテーマにした、子どもから大人まで楽しめる写真絵本です。来年3月に偕成社から刊行予定です。そのため、本年後半は石垣島に3回取材をし、最新情報を盛り込みました。来年は早々1月レクトバーソギャラリーで4人展です。明年も皆様、私のブログ「生命のサンゴ礁」をよろしくお願い致します。

Art Photograph group show

フォトグラファーの視点:光と瞬vol.8 ~気鋭の写真表現者たち~

大倉清司 長島敏春 蒔苗仁 岡本洋子

2013年1月15日(火)~1月19日(土) 13:00~19:00 最終日のみ13:00~16 :30

東京都中央区日本橋茅場町2-17-13-401 TEL03-5641-8546 茅場町駅「東改札」3番出口より徒歩2分 


水中写真家への道

2012年12月27日 | ラジャアンパット

写真はラジャアンパットのパッツセージでの写真だ。マングローブからの光が美しく赤く輝くオオトゲトサカを照らす。一昨年の2月に撮影した。

本年は私がフリーの水中写真家になって9月で3年目になります。55才で長年勤めていた会社を退職し、水中写真の道に入りました。なぜ第二の人生ともいうべき55才で水中写真家になったというと、それは明確な理由がありました。

丁度そのころニコンサロンbisで2回目の個展がありました。一回目のニコンサロンbisは石垣島で起ったサンゴ礁の大規模白化をテーマし、2回目はサンゴ礁そのもの、そして環境問題にも触れた内容でした。個展をきっかけに、私の作品が雑誌や新聞にも取り上げられました。

その時私が考えていたのは海やサンゴ礁の素晴らしさ、そして現実を多くの人に知ってもらう事の大切さでした。そう考えると、私には時間がないと思いました。55才の時点で水中写真が撮れるのは10年間の65才までだろうと思い始めていました。10年間あれば水中写真家として一つの仕事が出来ると考えたからです。私は55才でサラリーマンを辞め、水中写真家の道に入ったのです。

水中写真家は多岐にわたる知識や技術がまず必要です。ダイビングの技術、写真の技術、海と海の生きのもの知識等、トータルな分野での技術と知識がなければ水中写真は撮れません。そして体力が必要です。最近は水中写真家の先輩を見ていると、あと20年位は大丈夫かなとも思います。

写真はよくその人の人生観がそのまま出るといわれています。そうすると人生経験が写真に反映されることは明らかです。水中写真も例外ではないと思います。そして写真を次世代の子どもたちに伝えることが大切です。

今まで、水中写真は特殊な世界で大変難しいといわれてきました。しかし今ではデジタルカメラの発達で水中写真が撮りやすい時代になりました。コンデジでも十分素晴らしい写真が撮れます。ただ、やはり水中という条件は光やホワイトバランスや色の発色など地上とは異なります。それを理解すればコンデジなりの撮影の仕方で素晴らしい写真が撮れます。もちろんデジタル一眼はいうに及ばず素晴らしい写真が撮れます。私は水中写真の愛好家の方に、どんどん水中写真をとってもらいたいし、いろんな場で発表して欲しいと思います。

 

Art Photograph group show レクトバーソギャラリー

フォトグラファーの視点:光と瞬vol.8 ~気鋭の写真表現者たち~

大倉清司 長島敏春 蒔苗仁 岡本洋子

2013年1月15日(火)~1月19日(土) 13:00~19:00 最終日のみ13:00~16 :30

東京都中央区日本橋茅場町2-17-13-401 TEL03-5641-8546 茅場町駅「東改札」3番出口より徒歩2分 


ホワイトキューブ レクトバーソギャラリー 

2012年12月21日 | ラジャアンパット

明年に開催されるレクトバーソギャラリーはホワイトキューブのギャラリーだ。白い壁が取り囲み、キューブのようになっているギャラリーだ。地方の美術館ではいくつかあるが、都内で稀で、レクトバーソギャラリーが代表的なギャラリーだ。前に下見をした際にまるで水中にいるような錯覚をする空間でした。ここで新しい試みが出来ると思った。今回は全てインドネシアの秘境ラジャアンパットのパッセージを5点展示します。写真は「横たわる巨木に付くホヤ」です。倒壊した巨木に新しく緑色のホヤが付いています。その巨木の先は永遠に繋がるようです。

Art Photograph group show

フォトグラファーの視点:光と瞬vol.8 ~気鋭の写真表現者たち~

大倉清司 長島敏春 蒔苗仁 岡本洋子

2013年1月15日(火)~1月19日(土) 13:00~19:00 最終日のみ13:00~16 :30

東京都中央区日本橋茅場町2-17-13-401 TEL03-5641-8546 茅場町駅「東改札」3番出口より徒歩2分 

 


レクトバーソギャラリー 「フォトグラファーの視点:光と瞬vol.8」に出展します

2012年12月12日 | ラジャアンパット

茅場町のレクトバーソギャラリーで開催される「フォトグラファーの視点:光と瞬vol.8」に出展します。

Art Photograph group show

フォトグラファーの視点:光と瞬vol.8 ~気鋭の写真表現者たち~

大倉清司 長島敏春 蒔苗仁 岡本洋子

2013年1月15日(火)~1月19日(土) 13:00~19:00 最終日のみ13:00~16 :30

東京都中央区日本橋茅場町2-17-13-401 TEL03-5641-8546 茅場町駅「東改札」3番出口より徒歩2分


キンギョハナダイが舞うサンゴの根

2012年12月05日 | 石垣島

新宿和真ギャラリーでの個展も先週末で終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました。

石垣島北部の「ハナダイの根」と呼ばれるポイントだ。根はダイナミックな地形をしており、潮の流れによってハナダイが移動する壮大な景観が見れます。下からあおり気味に太陽を入れて撮影しました。キンギョハナダイの赤と海の青が鮮明に写り、背景のサンゴの根が浮かび上がりました。美しい海をいつまでも残したいものです。