平成22年度「環境goo大賞」最終選考会の様子が環境gooサイト内に掲載されました。
以下、私の「受賞のご挨拶」を転記させて頂きます。特に後半は第二の人生としての写真家生活に言及しました。
『この度は、栄えある「環境goo大賞」におきまして「ユーザー大賞」を頂き、誠にありがとうございます。今回、読者ユーザーの皆様からたくさんの評価をして頂き、大変嬉しく思います。
「生命のサンゴ礁」というタイトルは、ただ単にサンゴ礁があるということでなく、サンゴ礁は海の生き物を育む生命そのものであるという視点に立っています。 サンゴ礁は海の面積の0.2%に過ぎませんが25%の魚が棲むといわれています。サンゴに棲む小魚が動物性プランクトンを食べ、その小魚を回遊魚が食べるといった食物連鎖が行われています。
サンゴ礁がなくなれば魚たちはいなくなります。世界的には元気なサンゴ礁は30%しかなく、危機的状況のサンゴ礁は30%、消失したサンゴ礁は30%といわれています。 その多くの原因が地球環境汚染です。サンゴ礁は地球環境のリトマス試験紙です。私はこの現状を写真を通して皆様に訴え続けています。私達の美しいサンゴ礁を取り戻さなければならない。 私は海の環境の現状を皆様に知ってもらう事が非常に重要であると考えます。 私は2年前、会社を退職し水中写真家としてフリーランスになりました。長年水中写真を撮り続け、個展を開催し、マスメディアにも作品を発表する機会が出て来ました。 あと何年水中写真を撮影出来るだろうかと以前より考えていたこともあり、丁度好条件が重なり55才の決断をしました。第二の人生を決める覚悟のもと、写真活動を始めた次第です。 今回の受賞を機に、より一層創作活動に励む決意です。今後もサンゴ礁の現状を世界の海から発信し続けますので、皆様のご意見やアドバイスをお待ちしています。
水中写真家 長島敏春』