先日、日本初の女性報道写真家として知られる笹本恒子さんの写真展に行く。笹本さんは今年100歳、カメラを手にして75年。現在も活躍中だ。1914年東京生まれ。1940年に財団法人写真協会(現在の日本写真家協会)に入り、日本初の女性報道写真となった。41年に退職するまで、報道写真を撮影した。その後千葉新聞社や婦人民主新聞社嘱託を経てフリーになり新聞や雑誌に提供。今も精力的に取材・執筆活動をされています。またそのライフスタイルにも注目が集まっています。
今回は笹本さんの集大成ともいうべき134点の作品が展示されています。事件などの報道写真と著名人のポートレートが多かったようです。昭和から平成までの75年間の写真は大変見応えがありました。多くの写真は私自身の体験や経験が重なり合います。特に昭和の時代を思い出しました。写真とは時間を超えてあるものでしょうか。昭和の頃の時代と私自身の子どもの頃や青春時代の記憶がよみがえります。写真を改めて考える良い契機になりました。
笹本恒子展 6月1日まで日本新聞博物館 神奈川県横浜市中区大通11 TEL045-661-2040
ジュンク堂トークセッション「サンゴの海と写真絵本の可能性(長島敏春 岡本洋平 刑部聖)」インターネット配信中。
・YouTube http://youtu.be/SBeNI1UvIBY
・ニコニコ動画 http://www.nicovideo.jp/watch/1382932119
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