このユビエダハマサンゴの大群落はどこまでも続き直径200mに達します。大きさが分かるようにダイバーを入れました。スズメダイ類が隙間に入り込んで暮らしています。また、ユビエダハマサンゴはオニヒトデに好まれないといわれています。
美しい黄色のサンゴはベニハマサンゴだ。広範囲に棲息している。撮影はフィッシュアイのみの撮影にした。サンゴの撮影が今回のテーマなのでサンゴとサンゴ礁をどこまで一つのレンズで表現出来るか試したかった。「海のメロディー」さんの協力もあってかなり良い結果が出せたと思います。
ダイビング船から遠く米原の海岸を撮影した。手前の透明な水面下にはサンゴが見える。透き通るエメラルドグリーンの石垣島の海は目映いばかりに輝いていた。
「海のメロディ」に併設されている「野空海(のぞみ)」をダイビングに行く船上から撮影した。真ん中がそれだ。今回は行けなかったが、下の砂浜は宿のプライベートビーチだそうだ。部屋はタイプ別で3部屋限定。食堂のフロントは全面ガラス、外のテラスへと出ることが出来る。石垣島北部の海と山を眺めながらの自然の一体感は素晴らしい。
今回の撮影は北部だけでなく、豊かなサンゴ礁が美しい米原にも行った。米原もオニヒトデのダメージが大きいと聞いていたが、サンゴ礁は蘇っていた。ダイビングショップの懸命なオニヒトデ駆除の効果も大きいようだ。写真は手前のサンゴを入れつつ奥のサンゴ群落も映し出した。
これほど大規模なリュウキュウキッカサンゴの群生を見たのは初めて、大きさを比較するためにダイバーを入れました。石垣島では、近年オニヒトデの大発生でサンゴ礁が大きなダメージを受けました。最近ではオニヒトデも少なくなりサンゴ礁も復活しつつあるようです。今回お世話になったショップは伊原間の「海のメロディー」さんです。宿泊用にサンゴの海が見える絶景の宿「オーシャンフロント野空海」を併設しています。北部のサンゴ礁をガイドしてもらいました。毎日美味しい沖縄料理をいただきました。スタッフの皆様ありがとう。
宿泊先のホテルから昨日撮影した写真です。台風の影響が心配されましたが、特に問題はなく水中写真は順調に撮影できました。昨日は晴天になりました。本日東京に帰ります。素敵な出会いが沢山ありました。順次お伝えします。
明日から石垣島に行きます。今回は石垣島の北部を撮影する予定です。北部は石垣島の中でもサンゴの森ともいわれる広大なサンゴ礁があります。今日の写真は以前撮影した石西礁湖のサンゴ礁です。16日まで撮影し、17日に帰ります。新しい出会いを楽しみに、そして良い写真を撮影してきます。
新宿和真ギャラリーで「サンゴの海」開催中 7月31日まで
本日の東京新聞で「国連環境計画(UNEP)は六日、環境保全のために掲げる九十項目の国際目標のうちサンゴ礁保全など八項目の現状は以前より悪化し、目立った進展があったのはオゾン層破壊物質の削減など四項目にすぎないとする報告書を発表した。」と報じている。今月ブラジルで開かれる国連持続可能な開発会議(リオ+20)に向けた報告である。さらにサンゴ礁に関して「報告書は一九八〇年以降に世界で38%ものサンゴ礁が失われ、なおも深刻な状況が続いていると指摘した。」とある。ダイバーや水中写真家の皆さんはサンゴが少なくなったと実感される機会があると思いますが、世界的なデータのからも事実である事は確かです。私は様々な機会を通しこの事実を訴えていくつもりです。