長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

素晴らしいラジャアンパットの海 写真のテーマについて

2012年03月28日 | ラジャアンパット

スカシテンジクダイが降る色彩鮮やかなソフトコーラルにイエローリボンスイートリップスとチョウチョウウオの仲間のチョウハンが佇んでいる。

私は一枚の写真は何を伝えられるか、そして見る人が何を感じられるかが大切だと思っています。もちろんこの写真はラジャアンパットの海の素晴らしさです。そしてテーマや主題はもちろんですが、写真にいくつの要素があるかが大切です。もちろん要素が一つだけの場合もあります。この写真の場合、まず明るい海のカラフルなソフトコーラル、スカシテンジクダイ、イエローリボンスイートリップス、チョウハン等があります。そして構図があります。これらの要素がバランスが取れるような構図が必要です。これはシャッターチャンスしかありません。見ている時に何を入れるかが大切です。ただしこれ以前にカメラやレンズの選択、露出やストロボの調整があります。例えば、レンズに関してはワイド、マクロともに何を撮影するかによって変わります。つまり幾つかの行程があって写真は存在するという事です。今後も折に触れて写真についてお話をしたいと思いますので今度ともご愛読を。

 


ポリプが美しいウミイチゴ

2012年03月19日 | ラジャアンパット

ポリプが綺麗に開いている。色合いといい、形といい自然のものと思えない。まるでクリスマスのイルミネーションみたいだ。これはソフトコーラル、腔腸動物のウミイチゴです。潮の流れがある時はポリプを全開にしてプランクトンを食べます。なんと幻想的でしょうか。海は本当に不思議に満ちています。


イエローリボンスイートリップスとユメウメイロの出会い

2012年03月07日 | ラジャアンパット

ラジャアンパットのサンゴ礁でイエローリボンスイートリップスとユメウメイロの群れが出会う瞬間の写真だ。写真はシャッターチャンスが大事だといわれる。特に水中写真は、水中という限定された場所だ。天候も刻々変わる。同じ場所で同じ被写体と出会う事はあっても、その出会いや状態は変化している。同じシーンは二度とないといっても良い。だから水中写真におけるシャッターチャンスは凄く大事だ。今見ている光景をどう残すか。特に私の写真は生き物と生き物や生き物と環境など、生命の関係性を重視している。なおさら、一枚一枚にその気持ちを込めて撮影しています。


海は永遠だ 赤く輝くソフトコーラルと青い海に舞うタカサゴの群れ 

2012年03月02日 | ラジャアンパット

赤いソフトコーラルと明るく輝く青い海にタカサゴの群れが通り過ぎた。赤いソフトコーラルはオオトゲトサカ、英名ではカリフラワーコーラルと呼ばれている。本当にカリフラワーみたな形状をしている。先々まで続くタカサゴの群れは迫力がある。この写真は何か海の永遠を感じさせる。通り過ぎるタカサゴの群れの連続性とここにとどまるオオトゲトサカの存在。ラジャアンパットの海は素晴らしい。