パッセージの中、せり出した所に光のシャワーが見えた。すじ状に見えるのはプランクトンが光に反射しているからだ。小さなソフトコーラルが見える。
ストロボは使わず、自然光のみで写真としての奥行きを出しました。テーマは光そのものと水。きわめて写真的な一枚です。良く見てみるといろんな光景が見えます。じっくり見て下さい。私はこんな写真も好きです。
パッセージの中、せり出した所に光のシャワーが見えた。すじ状に見えるのはプランクトンが光に反射しているからだ。小さなソフトコーラルが見える。
ストロボは使わず、自然光のみで写真としての奥行きを出しました。テーマは光そのものと水。きわめて写真的な一枚です。良く見てみるといろんな光景が見えます。じっくり見て下さい。私はこんな写真も好きです。
赤いソフトコーラルはオオトゲトサカだ。奥にはソフトコーラルと魚たちが見える。水面からは太陽の光が降り注いでいる。生命の躍動感と光から何かの誕生を想わせる一枚です。
ストロボの光で赤いカイメンが浮かびあがった。小さいサンゴとニシキボヤがいる。ニシキボヤはインドネシアで多く見られ、黄色と紫が入った筒状のホヤだ。奇妙な形をしているニシキボヤがアクセントになり、何とも幻想的な赤いカイメンだ。
これもカイメンだ。扇状で緑色が美しい。あおってマングローブの水面を入れたワイドマクロ的な撮影法だ。カイメンの形状と色が静けさを感じさせ、水面の光が彩りを加えている。
カイメンは熱帯の海を中心に生息する、最も原始的な動物種の一つです。単独で生息することがほとんどですが、写真は幾つかのミヅガメカイメンが重なり合っているめずらしい光景です。ミズガメカイメンは直径1m以上もある水瓶のかたちをした大型のカイメンです。側面から海水を吸収し、水質汚濁の原因となる微生物や有機物を除去し、開口部から放出しています。ミズガメカイメンが呼吸をしています。海のダイナミズムを感じさせる写真です。
ラジャアンパットの海で倒れた樹を見つけた。樹の表面には緑色のチャツボヤとガヤがいる。チャツボヤは光合成をする藻類を体内に持っている。サンゴと同じ仕組みを持つ動物だ。樹は何年前に倒壊し、チャツボヤとガヤはいつ頃からいるのだろうか。ラジャアンパット諸島は氷河期の時代から島々が集合と離散を繰り返したといわれています。この事を想像される写真です。
昨日は池袋のサンシャインで行われている「マリンダイビングフェア2012」を訪れました。コモドやラジャアンパットのダイビングディレクター唐澤さんがインドネシアの新しいクルーズやリゾートプランを開発しました。インドネシアは世界一のサンゴ礁があり、魚類や水中生物の宝庫でもあります。今後のドリームアジアパシフィックさんに注目です。
パッセージは回廊(パッセージ)のような洞窟とソフトコーラルからマングローブが見えるポイントの2つに分けられます。
この写真は前者の回廊のようになっている洞窟です。洞窟の中は太陽の光が差し込みます。洞窟を照らす幻想的な柔らかな光に包まれているような気がします。レンズはフィッシュアイ。
パッセージで巨大なイソギンチャクに遭遇した。よく見てみるとカクレクマノミが棲んでいる。カメラのストロボで鮮やかなグリーンの蛍光色が浮かんだ。カクレクマノミも愛らしい。見た事のない光景がパッセージにはある。
今回もパッセージを撮影しました。ここは天候が変わりやすく、また透明度も一定ではありません。一度では良い写真は撮れません。今回は2回、昨年は1回撮影しました。レンズもフィシュアイ、20㎜、広角ズームの三種類を使いました。パッセージの写真は3回の撮影である程度揃ったといったところ。少しパッセージのバリエーションをこのブログで紹介します。
パッセージは2つの島が接近して海が細長い回廊のように続く海です。この回廊に大量の海水が流れ込みプランクトンの密度を高めています。島はマングローブで覆われています。ここはサンゴ礁とマングローブが共生する海です。異なる環境に暮らす生き物たちが混じり合う希有な世界です。
この写真は真ん中の巨大なミズガメカイメンとシャコガイが生息するパッセージ。マングローブからの光が白いすじとなって海を照らします。静けさを感じますが、その静けさは時間的なものでしょう。過去そして未来、その一瞬が迫ります。