長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

逗子のサンゴ ソフトコーラルが重なる海

2017年03月30日 | 海と森のギャラリー

昨日の逗子オオタカ根は黒潮の分流が入り込み、透視度18m水温も15℃と高くなった。撮影コンデションとしては大変良い状態でした。ソフトコーラルも素晴らしい。魚影も濃く、多種の魚たちが泳ぎ始めた。ソフトコーラルの密度が大変高いので様々なソフトコーラルを重ねて撮影することが出来ました。

 

逗子アートフェスティバル2016 写真展「海」長島敏春 海と森のギャラリー

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ヤギのポリプ

2017年03月28日 | 海と森のギャラリー

逗子オオタカ根でマクロ撮影。ヤギの仲間は好日性と陰日性に分類されます。好日性は少数で陰日性が多い。陰日性は種類も多く色彩も鮮やかなものが多い。写真はヤギがポリプを全開にした。生命の造形を見るようでアーティスティックだ。バックは黒く落としました。D810 60mmマクロ f/16 1/250秒 ISO200

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キンギョハナダイが舞うソフトコーラルの海

2017年03月27日 | 海と森のギャラリー

先週の逗子撮影。ヒグラシ根はソフトコーラルがきれいで豊富な海だ。キンギョハナダイの群れを背景にソフトコーラルを入れながら撮影した。枝状のヤギ類、右上はトサカ類だろうか。フルサイズで60mmを使うと背景が分かる表現が出来ます。

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温暖化ガス増加変調 日本経済新聞の記事より

2017年03月25日 | 海と森のギャラリー

本日付け日経の国際面に「温暖化ガス増加変調」という記事が掲載されていました。記事によると「2016年の二酸化炭素は3年連続で横ばいとなり、経済危機を除けば右肩上がりを続けて来た排出に歯止めがかかってきた。石炭など排出の多いエネルギーから天然ガスや再生可能エネルギーに転換が進んでいるいるのが要因。」とし国際エネルギー機関(IEA)のデータを紹介している。二酸化炭素の増加が地球温暖化の大きな要因であるならば、増加に歯止めがかかるのは喜ばしいことだ。以下全文です。

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ベニキヌヅツミ

2017年03月24日 | 海と森のギャラリー

昨日の逗子での撮影、場所はオオタカ根です。ベニキヌヅツミは巻貝の仲間で、フトヤギの上で生活している。形と色が大変美しい。このところ春濁りで透視度が低いのでマクロレンズの出番になる。D810 60mmマクロ f/22 1/125 ISO400 

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魚湧くオオタカ根

2017年03月22日 | 海と森のギャラリー

オオタカ根は魚群が豊富に見られる。オオタカ根という巨大な根に黒潮の分流があたる。そこは栄養が多く、大変豊かな生態系が形成されている。ネンブツダイの群れが時折根の側面を横切る。D810を1.2クロップして撮影した。レンズは15mmであるので画角は18mm相当になる、もともとD810は画素数に余裕があるので問題は無い。群れの撮影などで寄れない場合はクロップして撮影することも多い。ズームレンズでも画角を変えられるが、ポートとの相性で四隅が流れることが多い。シーアンドシーのハウジングはこのような調整も水中で楽に出来て便利だ。(撮影は逗子オオタカ根)

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ポリプ全開のウミトサカ

2017年03月21日 | 海と森のギャラリー

ウミトサカは八放サンゴ、ソフトコーラルです。ポリプに8本の触手が確認できます。全開の様子が桜の開花みたいに見えます。ストロボの光も全体にあたり、豊かで大変美しいウミトサカの表情が撮影出来たと思います。(種別は難しく、今のところ確認出来ません。)

撮影は逗子オオタカ根 D810 60mmマクロレンズ 外部ストロボ2灯 ハウジングはシーアンドシー製

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逗子のソフトコーラル 俯瞰撮影

2017年03月19日 | 海と森のギャラリー

逗子オオタカ根のソフトコーラルの群生地を俯瞰撮影した。俯瞰撮影は群生地の全体が分かるのが目的である。水中写真はドローンと同じように三次元的な動きが出来る。対象を俯瞰したり、上下左右に動くことが出来るのが水中写真の利点である。ただし、潜水病にならない範囲で行わなければならないのは当然です。例えば急浮上したりしたら危険である。正しい潜水の範囲の中でのカメラポジションになります。

 

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逗子オオタカ根 ソフトコーラルの海

2017年03月18日 | 海と森のギャラリー

2月15日に撮影した逗子オオタカ根のソフトコーラル。この日は透視度は10m、ブルーの海が広がっていた。オオタカ根はカラフルなソフトコーラルが大変多い、その中でもヤギ類が多くを占めている。小魚達が美しいソフトコーラルがある根を取り囲んだ。その瞬間、夢中でシャッターを切った。

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逗子オオタカ根 イボヤギとキンギョハナダイ

2017年03月16日 | 海と森のギャラリー

イボヤギの群落にキンギョハナダイが見られることがある。しかしいつも見られるわけではない。ブルーの海に黄色のイボヤギとキンギョハナダイが際立って見える。このシャッターチャンスは逃せないと思う。いくつかのバージョンを押さえる。これは全景のカットだ。逗子は私のホームグランドだ。船が出る小坪マリーナまで私のアトリエからすぐだ。昨年8月から通い始めているが、今後も定期的に逗子の海を追いかけようと思っています。

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アケウス

2017年03月15日 | 海と森のギャラリー

アケウスはカイメンやヤギ、ウミトサカなどで生息しているカニだ。カイメンやヒドロ虫を体に付けて敵から身を守るためにカモフラージュする。写真は丁度カイメンの上にいたアケウスを撮影した。ユーモラスな形の生き物だが、懸命に生きている様子が分かるのが素敵だ。逗子オオタカ根で撮影した。

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フタリビワガライシ

2017年03月14日 | 海と森のギャラリー

逗子オオタカ根で撮影。フタリビワガライシはイシサンゴでビワガライシ科に属します。ポリプを開き、動物プランクトンを捕獲し生活しています。大変面白い特徴はポリプが必ず2つで成長する、それを繰り返して樹状の群体を形成することです。自然界の生き物は法則性があるのでしょうか。深場のオーバーハングした岩の奥にいます。

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ムギワラエビとコエダモドキ

2017年03月13日 | 海と森のギャラリー

逗子オオタカ根、ムギワラエビを撮影。SFの世界に出てくるような奇妙な形をしている。まるで未確認飛行物体だ。ムギワラエビはエビの仲間ではなくヤドカリの仲間である。ヤギ類やウミトサカの上で生活している。写真はコエダモドキというヤギの仲間であるが、奥に2つの貝がいる。(この貝はウミウサギガイ科のムラクモキヌツヅミであることが判明しました。)

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オキゴンベとアカヤギ

2017年03月12日 | 海と森のギャラリー

逗子の小坪沖4、5キロにあるオオタカ根はソフトコーラルが大変豊かだ。オキゴンベがアカヤギから顔をのぞかせている。私は生き物を環境を入れて撮影している。魚はどんな環境に棲んでいるのか等、環境と生き物の関係性に大変関心がある。単体の生き物は造形的にも美しいものだが、生きものがどこにいるのか気になる。環境と生き物は相互依存の関係にあると思う。オキゴンベは小魚や甲殻類を食べている。小魚や甲殻類は海の環境がつくり出した動物プランクトンなどを食べている。アカヤギのポリプが開いているのが確認される。ポリプを開き動物プランクトンやデトリタスを食べている。海で食物連鎖が展開されているのだ。

 

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イボヤギ

2017年03月11日 | 海と森のギャラリー

逗子オオタカ根でイボヤギのポリプを撮影。人の口のように見えませんか、大変ユーモラスですね。イボヤギはイシサンゴなのに褐虫藻をもたないため、動物プランクトンを食べて生きています。根の壁のような暗がりに生息します。逗子にはイボヤギの大群落があります。豊富な栄養分があり、活発な食物連鎖が行われている証明でしょうか。

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