トシコロのありのままの暮らし


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ろうを持つK

2023-08-23 10:40:34 | 日記
70年代、ある福祉会で少しだけ付き合った、ろう者のK君。一生懸命ろう者の状況を訴えていた。反面、その福祉会役員たちの「一緒に世間に手話を訴え、社会変革しよう」の誘いは「ろう者の気持ちはろうあ者にしかわからない」と言って厳しく断っています。
 彼が健聴者に求めているものは、今の僕がしているような、客観的で無私の奉仕だっと気が付く次第です。彼と友人になる方法もそれだけ。遅れて僕はKへの友情を果たしていると。
 その役員たちの企画が早く挫折してよかった。ろうあ者同士、健全者同士、脳性まひ者同士と、一緒に社会変革運動しても、一人一人の考えや性格の違いから、100%ケンカになり、失敗。ならば、ろうあ者、健全者、脳性まひを持つ僕と連合して社会変革運動しても激しいケンカになるだけ。Kは非常にシッカリしています。高く評価できます。
 無私の奉仕は聖書や仏典を挙げなくても、自分や他人を客観的に見られるようになり、意外と役に立ちます。
 因みに、僕も立場の別なく、一緒に何かすることは元々したくなかったし、かなりのメンバーもそうでした。
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ろうあ者の事はよく知らなかったとは言え、僕も身障者なのにろうを持つKを差別する立場になったから葛藤が作られたわけ。
 しかし、その会は健全者、ろうあ者,脳性まひ者のそれぞれの複雑な対立関係があり、交友も難しかった。本来ならば個人レベルの交友しないと付き合いも、相互理解しないが。また、僕が入っていたある身障会はより重度の人たちを切りすてての身障運動も。さらには、新左翼、右翼、カルトや宗教団体、政党と仲間関係作るとろくなものはできません。大きなことにつながっていたようです。

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