トシコロのありのままの暮らし


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子供向け随筆

2019-05-02 10:07:55 | 日記
 佐久のみなさんへ.(2019年4月)

 東京では木の葉の緑がきれいです。信州の山々も木の緑があざやかでしょう。山には緑がよくにあいますね。
 信州よりは低いですが、東京にも山はたくさんあります。とくに、東京の西の方には。東京で、山の多いところの一つに「多摩(たま)地区」があります。そこに病院みたいなところもあり、むかしのぼくはそこに行き、入院している人とお話をして、気が合う人とお友だちになったことがあります。その人は、寝たきりの人です。ぼくは歩けませんが、いつもは起き上がり、座ったり、ひざ立ち歩きをしたり、イスに自分ですわることもできます。この作文も、イスにすわって、パソコンを左手で打っています。でも、N君といいますが、その人は生まれつきの寝たきり。起き上がることも、すわることもできない体なのです。手もまったく動きません。声も小さいです。でも、詩や作文を書くことはとくいで、大好き。いつもそのような人を世話している看護師(かんごし)みたいな人に、話して、ノートに詩や作文を書いていました。書く人もN君の声を一生けんめい聞いて。二人は力を合わせて。
 昔のことでしたから、コピー機はなく、その詩や作文はぼくも持ってかえる事はありませんでした。したがって、皆さんにそれを伝えることはできません。でも、思い出すと、病院の庭などの木や草がきれいであること、ウサギが来たことのほか、寝たきりの体ながら、好きな女の人ができ、結婚(けっこん)できればいいと何回も書いてありました。ちょうど、皆さんのお父さんとお母さんのように、愛し合いたいと。人間にとって大事なことですね。愛は、助け合い・はげまし合いのことですし。ぼくもその詩を読み、心打たれました。
 N君はもともと群馬(ぐんま)の人で、お友だちになった3年後に群馬に帰りましたが、体が弱く、好きな女の人ができる前に、病気(びょうき)で天国に行きました。今もぼくのことを天国から見ているわけです。みなさんのことも見ています。N君は顔は長く、大人なのに、体は小学生くらいの大きさでした。それだけ、体が弱かったわけですね。.........。

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