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実録小説・第12章の説明

2019-07-20 11:20:59 | 日記
お読みになっての通りです。1965年は前進した年であったことは前から僕もよく知っていましたし、暮れの紅白歌合戦に出た事も昔としては有名な事でした。「秋田から多くの若者が職員になった」のは事実です。インターネットで色々調べて、参考にもして、でも、徹底的に考えて書いたわけです。当時の新聞に出ていた名称を変えて、「小町天使」にしました。今は変わらないし、名称の丸写しではつまらないと思って。


  紅白歌合戦の控室の坂本九とのやり取りは、僕の創作です。記録にはない。でも、そこで職員たちは多くの芸能人と会ったのは事実だし、坂本九はものすごい子供好きで、福祉にも熱心な方であったため、そのような事もあり得たと見て、花を添える目的で、書きました。当時の大スターを出すのも、小説としては面白くなるわけですし。


  そこは1965年が絶頂だったようですね。太陽も南中すれば、次第に夕陽になっていく。でも、誰もが光と思う部分に、「陰」となる要素は含ませて書いてあります。今は説明をあえてしませんが。歴史を見ても、どんな帝国にも、絶頂期前にすでに衰退の要素が出ているわけです。日本の各幕府、中国の各帝国、ローマ帝国などの歴史を見ても言えますね。光と陰は本当は一体だと思います。人生もそうです。今は陰の人たちも、本当は光の要素があるから希望を持つべきだし、今は栄えている人たちも陰の要素もあるから、注意すべきです。


  もう一つ。先の事ですが、1977、8年に僕はそこを訪問していますが、あえてその見聞は最低限にしか書かない事にしました。人が見る事はどれも一面的だから、その時期だけ見聞を盛り込むと、偏った書き方になり、失敗してしまうのが見えているからです。人間の見聞はあてになりませんよ。そうではなく、イマジネーションが大事。小説も、随筆もそれでまともに書けるわけですね。


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