鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

過疎の故郷 その1(越前市政への苦言)

2008-01-28 11:45:05 | 写真短歌・写真俳句

老い独り住む家寂し冬枯れ木

昨年12月の作品を、発表の機会を逸したまま今日に至りました。

過疎が進む故郷の情景を、少し悲しい怒りの意を込めて詠んでみました。

(写真句は、実家近所での作品です)

 福井県は、住みよい県のランクでは上位にあるとされる県ですが、

我が故郷の越前市、実家のある地域では過疎が進ん出います。

そして、私の母も含めて、高齢者の一人住まいが増える中、

高齢者対策が不毛、土・日には、通るバスもなく、

病院に行くにも手段がないという有様です。

高齢者は、勝手に朽ち果てろというのでしょうか。

 

 

 

廃屋の背戸の南天過疎の風

この家に独りすんでいたお婆さんには、

子どもの頃の私は随分可愛がっていただきました。

亡くなられ、廃屋になって、永い年月を経ています。

そもそも、安直な市町合併を進め、武生(たけふ)市という、

歴史的名を地図から消したのも、今の市政。

それで住民福祉が向上したのならまだよしとしよう。

後退してどうするんだ!!

 

それでも愛する我が故郷です。

故郷で母はただ独り、今日83回目の誕生日を迎えました。

 

 

次回へ続きます。

 

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