これやこのいく野の道の青田かな
(これやこのいくののみちのあおたかな)
妻の故郷、丹波路編の続きです。
百人一首の
「大江山いく野の道の遠いければまだ ふみもみず天の橋立 小式部内侍」
の所縁の地、福知山市生野です。
国道9号線の看板を撮影。
生き急ぐ夏蜩の哀れかな
(いきいそぐなつひぐらしのあわれかな)
蜩といえば秋の季語。
妻の実家では、早々と鳴く声が溢れていました。
窓開けて青田の風を迎へけり
(まどあけてあおたのかぜをむかえけり)
妻の実家にて。
やはり田舎の風は涼しい。
窓を開け放つと、いい風が入ってきました。
清々しい空気を吸い込んだ気分になりました。
天の橋立は、昔の人にとって大変な憧れの地だったのですね。
これやこのいく野の道の青田かな 鎌ちゃんさん
天の橋立、昨年行って来ました。
丹後半島も一回りしました、春でしたので青田を見ることは
出来ませんでしたが、ここを昔は歩いたようですね。
生き急ぐ夏蜩の哀れかな 鎌ちゃんさん
蜩の声を聞くとは、もう夏も真っ盛りですね。
この声を聞くと静かな所に行きたくなりますね。
窓開けて青田の風を迎へけり 鎌ちゃんさん
青田の風はとても涼しいものですね。
とくに朝は寒いくらいです。
こちらも昨日はとても暑く、我慢できなくなって
クーラーを入れました。(*^。^*)
>生き急ぐ夏蜩の哀れかな
>窓開けて青田の風を迎へけり
奥様のご実家は百人一首にもゆかりの地でしたか。
気持ちの良い青田風を満喫されてきましたね。
「窓開けて・・」の句が存分に心地よさを伝えてくれます。
それにしても早くも蜩ですか。
よほど住み心地がいいのかも知れませんね(笑)。
「生き急ぐ夏蜩の哀れかな」
「窓開けて青田の風を迎へけり」
里山がある長閑な風景ですね。
青田を渡る風も涼しいでしょう。
蝉の声がもう溢れているのですか、早いですね。
たったの7日間の命の蝉、なんだか切なくなってきますね。
百人一首の歌にも縁あり、自然豊かで心が伸びやかになれそうです。
開けた窓から入ってくる、青田を渡ってきた風、気持ちのよさが
十分想像できます。
ヒグラシは美しい声で鳴くセミですね。
6月末から8月末ころまで見られるそうですが、秋の季語と
なっているのは、その声のせいでしょうか。
蜩の鳴き声とともに早や秋を感じさせる景です。
日々の自然の変化、生活の味わいを通して、
人間模様が繰り返されていく、千年を超えた
今も昔が生きている感じがします。
福知山、万葉の時代、古の土地柄でいい所ですね。
この暑さ、青田風、窓から招きたいものです。
やはり 日本人なんですね。この風景は頭に刻み込まれているようで、気持ちが癒されます。
奥様の故郷が「和泉式部の娘の小式部」所縁の地!
鎌ちゃんの故郷が「紫式部」所縁の地!
平安時代の宮廷バトルが、鎌ちゃんご夫婦に、乗り移って、代理バトルになりませぬように!(汗・笑
< 生き急ぐ夏蜩の哀れかな
蜩は、実際の声を聴く回数よりも、忠臣蔵・5段目の
例の定九郎のくだりで鳴る「蜩の合方」のチチチチチチ
を聴く回数の方が、断然上回ってます!(笑
< 窓開けて青田の風を迎へけり
お二人の御実家とも、そして今住んでらっしゃる所も
窓を開ければ「青田風」素晴らしいですね♪(羨