トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

黄金持ちは金無視だ

2009-08-25 | 小人閑居して憮然

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                『我が為に気楽に撒こう他人の金』

              『ムジナから木の葉の給付喜びぬ』

              『買収と見ないばら撒く薔薇の色』

              『売国奴ばら撒きゃ民は倍酷奴』

              『気がつけよ櫃の中身は債ばかり』

              『生権は交代でなし取り戻す』


総意苦風

2009-08-25 | 性向有毒の翁なれば

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            『背醜見て世襲する猿世終なり』

            『金貰うもう禄ばかり倍返し』

            『大同の朝三暮四に売り小異』

            『創痍だけ慢心総理苦風なり』

            『ここの民四桁の万付けを負い』


棚田にしゃがむ

2009-08-24 | 小父のお隣さん

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『青田とも見えし棚田に近寄ればミズアオイ群れ早苗の如し』

『再生の代田となりし棚田なる侘しく生えし葦の小茎よ』

『足音に追われて泳ぐオタマかなちょっと泳ぎてまたひと泳ぎ』

『一寸に足らず五分なるカエルかなフサモ乗り越え乗り越え渡る』


前哨戦の頃

2009-08-24 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

『添え物は山吹の花ポスター戦』

『出番来る目くらましのみ用途なり』

『業務無き担当相に銭が付き』

『電柱の恥無き輩ツーショット』 

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                   『大言も壮語もすれどやぶれ笠』

                   『天唾の輩が吼えた千三つ』

                   『蹴潰してコテ持ち拭うお立ち台』

                   『なるほどな君子は寄らずまつりごと』

『十重二十重華で飾れど山吹も身は一重だけ我が民哀し』


空蝉

2009-08-23 | 感じるままの回り道

『空蝉や主は何処鳴き盛る』

『空蝉とまごうことなき枝の先』

『空蝉をひとつ飾りて青ススキ』

『我が胸は空蝉のごと原眺む』

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処暑の泉

2009-08-23 | 感じるままの回り道

『厚き雲窓辺の冷気処暑の朝』      『厚化粧鏡の熱気処女の朝』

『処暑なればはや冬時間セミ遅き』    『処女なればはや冬時間ゼミ遅れ』

『処暑なれば五時に目覚めて六時飯』  『少女なり五時にメールし六時寝ぬ』

『今日は処暑ハギひとつ咲く残暑かな』 『今日少女歯切れ一味そうざんしょ』

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町内の夏祭り

2009-08-22 | 感じるままの回り道

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 まだ日差しの暑いさなかに、助手席からハンドマイクで夏祭りの周知をしに車が廻ってきた。思えば昨年度に役員をやったとき実施の可否で年度末の総会まで揉めた事を思い出した。

 きっかけは「夏祭り不要論」が役員会に突きつけられたのが発端となったのだが、要は「町内会費から40万円も支出するのは相応しくない。夏祭りなど無くても差し支えない」という見解からだ。

 何年も前になるが子供会は「10万円の助成金を出しても町内会に還元してくるものが無く、無駄だ」と助成を廃止され、子ども会は消滅し、老人会も同様の理由で消滅している。

 意見や見解の多様性を否定するものではないが、持ち回りの役員になって経過を知り愕然としたことではある。いかなる否定の意見や見解があろうとも実施すればそれなりの賑わいがあり、楽しみにしている老若男女は現実に存在しているのだ。

 価値観の違い、といえばそれまでだが不要論、否定論を展開する人たちは自動・定期集金される諸々の会費や負担金には疑問を呈さない。町内会年間支出の三分の一を占めるというのにだ。ここにも社会的弱者よりお上・算盤が大事の意識を感じてしまう。

 昨年の今年だから、ちょっと覗いた見たが「続けるべきだ」と思いつつ帰宅した。東の空には木星が輝いている。昼の蒸し暑さも消えた心地よい宵の一時だった。


先駆的樹種

2009-08-22 | 今日は真面目に

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 今年はここかしこにカラスザンショウの発芽が著しかった。早くに芽生えて移植をした二本は既に二メートルに達しようとしている。

 移植した二本は駐車場の隅で、アゲハチョウの幼虫のための食樹用なのだが、植え痛みはしたものの、その後の回復成長は素晴らしかった。林内の密生している部分も背丈ほど伸びてきたが間引きを必要としているので棘に注意して間引かねばならない。

 また同じ頃芽生えたと思われるアカメガシワも背丈ほどに育った。欲しい樹種ではないが植樹前の草地には、とりあえず落葉樹の幼樹は保護をしている。いつかは交代する運命だが、それまで山の賑わいとして役立ってもらいたい。

 カラスザンショウもアカメガシワも、いち早く開けた場所に進出してくるので「先駆的樹種」といわれるカテゴリーの樹木だが、生長の速さをみると驚嘆するしかない。

 一方で「先駆的人種」がある。入山し易くなると真っ先にやってきて「ヤマアラシ」を行う類型だ。その速さと熱意と論理は驚愕に値する。

 ちなみに今年、自家の生垣の間から延びてきたアカメガシワは頂部に花穂をつけて花を咲かせた。全くもって逞しい。多様性の重要さを感じずにはいられない生態だ。


月例会

2009-08-22 | 月例会

2009,08,22(土)

会 員   13名

ビジター  児童15名  引率保護者7名

       ボーイスカウトの活動でツリーハウスを9月の活動で作るための現場の下見

       (場所の選定と案内)

活 動 侵入竹除伐途中の栗畑周辺の竹除伐作業

     猛暑のため午前中で作業終了とする。日陰の作業現場だが逆に蚊が多かった。

 暑いはず、最高気温35.4度、平均湿度64%だった。作業開始から一時間でシャツはビッショリ、水分補給も500cc飲んでしまった。

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『除伐して陽光当たる栗の木は葉数も増して枝葉のびるか』

『陰なれば夏の直射は避けたれど藪蚊多きに被り物する』

『猛暑日の除伐となれば汗噴きぬとめどなく漏る衣浸して』

『手を出せば更に幾年手数要るもののふ齢既に終齢』

   


冷気を感ず

2009-08-22 | 感じるままの回り道

『新涼に目覚めて受ける月明かり素足冴え冴え浮かびて白き』

『開けて寝ぬ夜半の新涼身に強き毛布でわが身包みて眠る』

『窓開けて床で冷気に身をさらす夏も終わりか素足涼しき』

『セミ鳴かずツバクロ見えぬ朝となる昼の暑さもお名残惜しや』


夜半の風、昼の雲

2009-08-21 | 感じるままの回り道

『新涼となればツバクロ旅支度』

『処暑近し雲は薄れて風は止む』

『新涼は雑踏の中通り過ぐ』

『月遠く蚊の音せまる残暑かな』

『クツワムシ止めばコオロギ鈴の虫』


大人気なくリベンジ

2009-08-21 | 何よりの楽しみ

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 ゼラチンで固まらなかったメロン果汁は、舐めてみれば結構おいしかった。しかし「鳴かぬなら鳴かせてみよう」の故事を思い出してリベンジすることにした。

 今日は帰宅途中に寒天粉を購入して早速、メロンゼリーならぬ「メロンカン」にリフォームしたのだ。

 想定どおりに固まったのは良いが食感が微妙な味わいになった。ゼリーでもなく寒天風でもなく、とちらかというとその中間で、生食に近い口の中の感触だった。

 結論を言えば、手間隙掛けて二日掛かりで生食より劣るものを作るのに精魂掛けたことになる。

 なんのことはない、食べながら「ゼラチンと寒天を混合すると化学変化を起こして有毒な物質ができた」なんて妄想を生んだだけの残暑の中の大人気ない振舞いではあった。平和な日常ではある。そして、まだ800グラム残っている。


うっかりして大失敗

2009-08-20 | 何よりの楽しみ

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 郷里の姉が「シーズンはこれで終了だから」と魚沼産のマスクメロンを送ってくれた。温室で一株に一個を収穫する高級メロンではなく汎用?品だ。

 とは言っても小生にとって年に一回食べれるかどうかの贅沢品でもある。五個あったから一個くらいはふんだんに使ってスイーツを作ってみようと思い立った。

 理由は簡単である。一昨日の夕方、テレビで抹茶アイスを使ったババロアの作り方を見ていたからだ。つまり、メロン一個使ったババロアを作ろうと思ったのだが「ババロアは牛乳を入れる」、「牛乳が入るとメロン果汁が薄まる」と思い至り、メロンゼリーにしようとやったのが間違いの元だった。

 果肉は900グラムあったから、ゼラチンは3袋の規定量使用した。40分程度で固まると説明書にはあったが一時間たっても固まらない。

 量が多いから冷えないのだ、と思って三時間たったけど固まらない。五時間たったころ「何かおかしい」と感じて、少しずつ記憶が呼び覚まされてきた。

 「メロンの酵素がゼラチンの働きを邪魔する云々…」と確かそんなフレーズが蘇った。それにあわせて同じ失敗をしたことがあったのも思い出してしまった。

 六時間たった今も冷蔵庫の中でチャプチャプである。寒天を使えばよかったのだろうが、明日はこれに寒天を入れてメロンヨウカンにするか、コラーゲンたっぷりのメロンジュースとして飲むか。まあ明日考えればいいか。学んでも記憶にないと同じことをする。


妄想たくましく詠める

2009-08-20 | 花の下に長居

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『カナムグラまとわり付いて追いすがる刈り刃に脚に捨てちゃ嫌よ』

『この葉もて継子の尻を拭うとなこの野で小父は足を拭わる』

『娘だ蚊年増だ蚊とは知らねども文を文をと交際迫る』

『愛は無し狂の都は錯く華の臭うがごとく今盛りなり』


蝶の吸水

2009-08-19 | 小父のお隣さん

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 暑い日が続くと湿った土のところで吸水している蝶を良く見かけるようになる。大概、カラスアゲハの仲間かアオスジアゲハだ。

 フレームには入らなかったが、今日は都合八匹が集合して吸水していた。時々オシッコを「ピュウゥ」と出しているのが面白い。吸水する場所はどこでも良いというのではないらしい。同じ地点に集中している。

 昨年はオシッコと腕の汗に吸水しに来たのを体験したが、そんな体験はまれだ。黒いアゲハ八匹のうち、模様と色合いで4種類はいたのだが、モンキアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、カラスアゲハだろうと推定した。

 アオスジアゲハが群れて吸水するのは美しいが、黒いアゲハの群れも秘密めいた美しさだ。黒で連想するのは何時もあの二つの歌謡曲だ。どうしてだか?

 困るのは車道の轍の水分を吸水していることが多い、ということだ。結構逃げないので、時々は交通事故にあった個体も目にする。毎回徐行はするのだが飛び立ってくれたのかどうかは知らない。

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